『
罪の手ざわり』などの作品で知られる中国の名匠
ジャ・ジャンクーが監督を務める映画「アッシュ・イズ・ピュアレスト・ホワイト」が、邦題「帰れない二人」として2019年秋より東京・渋谷 Bunkamuraル・シネマ、東京・新宿武蔵野館にて劇場公開されます。
〈第71回カンヌ国際映画祭〉コンペティション部門出品作品となる本作は、チャオとビンという、一組の男女が辿る2001年から2018年までの18年間を、変わりゆく中国を背景に丁寧に紡ぎ出したドラマ。2018年5月のカンヌ上映時には「皮肉と華麗さに加え、密かにロマンチックなフィルム・ノワール。ジャ・ジャンクーは中国の偉大な映画作家だ」(テレラマ)、「中国の下層社会を背景に複雑に絡み合うロマンチックな悲劇」(ガーディアン)などのコメントをされる等、熱狂的に海外メディアに迎えられました。
主人公チャオを演じるのは、ジャンクー監督の妻でもある中国山西省出身の女優、
チャオ・タオ。本作の演技で〈第54回シカゴ国際映画祭〉と〈第12回アジア太平洋スクリーン・アワード〉で女優賞を獲得しました。またチャオの恋人ビンを『
薄氷の殺人』(2015年)で〈第64回ベルリン国際映画祭〉男優賞を受賞した
リャオ・ファンが演じています。
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