デビュー以来、世界各地の歌を歌ってきた歌手の
松田美緒が、大分県各地で出合った歌を
鶴来正基(p)、
渡辺 亮(perc)とともに録音したアルバム『おおいたのうた』(CD EC20190714-001 3,000円 + 税)を7月14日(日)にリリース。9月21日(土)には、松田と大分県各地の歌い手による歌と、各地の歌を歌い継ぐ人たちへのインタビューと歌の背景を追ったフィルムの上映&解説からなる2部構成の〈『歌う!おおいた』祭典〉が、大分・金池南 J:COM ホルトホール大分 小ホールで開催されます。
2017年に大分県の歌を発掘する依頼を受けた松田は、40年前に録音された800曲近くをすべて聴き、大分県各地を訪れて歌を歌い継ぐ人たちに話を聞き、歌の背景を調べました。そのなかからアルバムに収録されたのは、早朝、深い山で飼い葉を集める若者が、遅れて馬でやって来る恋人を待ちながら歌った日田市上津江村川原の「朝草切り歌」、小さな子供達が親元を離れ、奉公先の赤ん坊を背負って、二つのグループに分かれ、即興で歌い、競い、互いの心を慰めあった佐伯市宇目町の「宇目の唄げんか」、山国川と海の流れが交わるところで、漁師の女性たちが腰まで水に浸かって青ノリをとりながら歌っていた中津市小祝の「青のりとり歌」などです。