ハリウッドを代表する名優
ロバート・レッドフォードの最新作にして俳優引退作となる映画「さらば愛しきアウトロー」が、7月12日(金)より東京・TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開されます。
ロバート・レッドフォードは1960年にデビューしたのち、『
明日に向って撃て!』(1969年)で大ヒットを記録。1973年に公開された映画『
スティング』では〈アカデミー賞主演男優賞〉にノミネートされ、その実力を認められたハリウッドを代表する名優です。60年近くに及ぶ役者人生の中で膨大な人数のファンを獲得しています。
「A GHOST STORY / ア・ゴースト・ストーリー」などの作品で知られる
デヴィッド・ロウリーが監督を務めた本作は、16回の脱獄と銀行強盗を繰り返しながらも誰ひとり傷つけなかった74歳の紳士フォレスト・タッカーを描いたクライム・ドラマ。レッドフォードが主人公・タッカーを演じ、『
マンチェスター・バイ・ザ・シー』の
ケイシー・アフレック、『
歌え!ロレッタ愛のために』の
シシー・スペイセクらに加え、世界的に有名なシンガー・ソングライターでありながら、その個性的なキャラクターを活かして俳優としても活躍する
トム・ウェイツがキャストに名を連ねています。
本作出演のオファーを受けたウェイツは、「まるで、現代版のウェスタン映画みたいだ。デヴィッドは脚本家として確かな目、耳、そして『言葉』を持っている。しかも、共演者はレッドフォード、スペイセク、グローヴァーと素晴らしい俳優ばかりだよ。まるで、パーティーの出席者を聞いて、そのたびに感動しているみたいな気分だ。ともかくキャスティングが最高なんだ」とコメント。また、自身が演じるウォラー役については「フォレストに比べて、より典型的な犯罪者のタイプだ。あまり恵まれた境遇じゃない。10年間刑務所にいて、多くの過ちを犯した。自分の居場所が社会になかったんだよ。フォレストとは、ずっと一緒に組んでいたんだ。フォレストは冷静沈着だったから、ギャングのリーダーになれたのさ」と冷静に分析しています。
レッドフォードはウェイツとの共演について、「トムの音楽のファンだったんだ。共演できるなんて神の恵みだと思った。後が怖いね(笑)」と喜びのコメントを寄せています。また監督のロウリーは、「彼は文句なしに、私たちのヒーロー」とウェイツをリスペクト。映画界からも愛されている、音楽界の“酔いどれ詩人”トム・ウェイツのアウトローな演技にも注目です。
なお、日本での映画公開に先駆け、
ダニエル・ハートが手掛けた映画「さらば愛しきアウトロー」のサウンドトラック『
さらば愛しきアウトロー』(CD RBCP-3318 2,400円 + 税)が6月26日(水)に発売されます。
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