毎年、海外の著名な指揮者やオーケストラ、豪華なソリストたちが招聘される“東芝グランドコンサート”。その39回目となる〈東芝グランドコンサート2020〉で、名門
エーテボリ交響楽団が北欧の俊英指揮者
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(Santtu-Matias Rouvali)とのコンビで初来日します。
エーテボリ響は、1905年設立のオーケストラ。北欧を象徴する楽団として“スウェーデン国立管弦楽団”の名称も与えられています。これまでに
シャルル・デュトワ(Charles Dutoit)や
ネーメ・ヤルヴィ(Neeme Järvi)、
グスターボ・ドゥダメル(Gustavo Dudamel)らが首席指揮者を務め、本国スウェーデンのみならず、世界各地で高く評価されています。
ロウヴァリは、1985年フィンランド出身の指揮者。2017年シーズンよりエーテボリ響の首席指揮者を務めています。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団や
BBC交響楽団、
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、
ロサンゼルス・フィルハーモニック、
東京交響楽団など世界のトップ・オーケストラとの共演を果たしており、なかでも
エサ=ペッカ・サロネン(Esa-Pekka Salonen)の後任として
フィルハーモニア管弦楽団の次期首席指揮者に決定したことは世界中の音楽ファンに大きな驚きを与えました。
本公演でソリストを務めるのは、最難関とも言われる〈ハノーファー国際コンクール〉(2009年)にて史上最年少で優勝を果たし、世界中の演奏会で活躍するヴァイオリニスト
三浦文彰と、欧米や日本、アジアで活動を展開し、国際的なピアニストとして名声を確立しているピアニスト
児玉麻里。三浦は
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番、児玉は
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番で共演します。