宮本浩次(
エレファントカシマシ)の新曲「Do you remember?」が、9月27日(金)に公開される映画「宮本から君へ」の主題歌に起用されることが決定。
新井英樹の漫画を原作をする映画「宮本から君へ」は、熱血営業マンの主人公・宮本 浩の七転八倒の生きざまをフォーカスした物語。
真利子哲也がメガフォンをとり、
池松壮亮が演じる宮本 浩と
蒼井 優が演じる中野靖子の前に立ちはだかる“究極の愛の試練”を2人が克服していく姿が描かれています。
「Do you remember?」は、真利子監督から主題歌制作の依頼を受けた宮本が映画のために書き下ろしたもの。ギター担当として宮本自ら
横山 健にオファーを出し、ともにプロデュースを手掛けています。また、レコーディング・メンバーには2人のほかにKEN BANDのベーシスト・
Jun Grayと
ソウル・フラワー・ユニオンのドラマーとしても活動する
Jah-Rahが名を連ねています。
宮本は横山を迎えた理由について「最高のロックギタリストだから」と述べ、「唯一無二の存在感」と称賛。エレファントカシマシのデビュー時からのファンだという横山は「宮本さんのソロへの参加依頼があった時の自分の気持ち、エレカシのデビュー当時18才だった自分に教えてやりたいです」と喜びを語っています。
ボクはエレファントカシマシのデビュー時からのファンだと公言しています。バンドとして好きなのはもちろんですが、シンガーの宮本浩次さんの存在感は唯一無二です。それは皆さんも御存知でしょう。その宮本さんのソロへの参加依頼があった時の自分の気持ち、エレカシのデビュー当時18才だった自分に教えてやりたいです。化け物のようなシンガーに必要とされる人生ってそう多くはないと思うんです。「長く、ブレずにやってみるもんだなぁ!」と思いました。レコーディングは順調そのものでした。なにしろ宮本さんが書いてきた曲が素晴らしい。しかしボクはそれは何倍にも増幅させる心意気でやりました。宮本さんに必要とされた喜びを爆発させながら、聴く方々に「横山 健と組まなきゃこうはならないよね」と感じさせるべく、身も心もよじって取り組みました。出来栄えは言いません。一回聴いてみて下さい。お願いです。聴いてみて下さい。聴いてもらえば必ず特別なものを感じるはずです。もしなにも感じない方がいらっしゃったら、「あなたの感覚、にごってるよ」とボクは言えます。――横山 健この曲と一緒なら、光の中を駆け抜けていけそうな、そんな気がします。
宮本さん、ありがとうございます。
あとは全て引き受けます。
エンドロールの音が鳴り止む瞬間まで必ず届けます。
あいつが街にやって来る。――池松壮亮言うまでもなく、はじめから『宮本から君へ』の主題歌は宮本浩次さんで間違いないと信じていました。未完成のデモ音源を聞かせていただいた後、宮本さんは「監督とはじめて顔を合わせた時にこっちだと思った」「Do you remember?という歌詞はその時から考えていた」とおっしゃって、最後に「ギターで横山 健さんにお声かけするのはどうですか?」と。その時は信じがたかったです。ただ、何も言うことはありません。だって、実現したら最高じゃないですか。
完成した主題歌には、映画を観た人に持って帰ってもらいたい感情が爆発していました。映画と音楽が絶妙にシンクロする瞬間がたまらないです。『宮本から君へ』にこれ以上ないほどふさわしい渾身の主題歌に、真っ赤な薔薇の花束を!――真利子哲也[宮本浩次コメント]――真利子監督よりオファーを受けて、「Do you remember?」はどんな気持ちで書き下ろしたのでしょうか?宮本: 真利子さんは、寡黙なんだけれども、体は冗舌で、どんなうたをつくってほしいか、彼を見ればいつでも一発でわかる!映画「宮本から君へ」のはじめての打ち合わせで、真利子さんと話したときから、メロディがなりだした。真利子さんとオレはそういう意味では相性がいいと思います。――今回、横山 健さんを迎えた理由を教えてください。宮本: 最高のロックギタリストだから。
かつてメトロックで、まるで往年のハードロックのような重くて豪快なギター、時にデリケートで繊細なギターを縦横無尽に奏でながら、ピュアでまっすぐな声で歌っている男がいた。それが誰あろう横山 健だった。唯一無二の存在感で本当にカッコよかった!――横山 健さん、Jun Grayさん、Jah-Rahさんと4人でのリハーサルとレコーディングをした感想を教えてください。宮本: ロックっていつだって最強な気持ちにさせてくれる。先日もリハーサルで、4人で音をだしてかえるとき、自然に胸を張ってあるいていた。ひとりでこっそり肩でかぜを切ってあるいていた。ロックはロマンチックで最強。
この4人で音を出すとその感覚が甦ります。最強です。――「Do you remember?」は映画「宮本から君へ」劇場で流れますが、ご覧になる方々へメッセージをお願いします。宮本: 考えうる、最強のメンバーが経験値と自信を背景にしつつ、おどろくほどピュアに音にむかっている。そして最強のロックがなっていると自負しています。映画ともども愛されてほしい。PHOTO: 佐内 正史©2019「宮本から君へ」製作委員会