〈第156回直木賞〉と〈2017年本屋大賞〉をW受賞した恩田 陸の小説「蜜蜂と遠雷」が映画化され、10月4日（金）に公開。映画では、日本最高峰のピアニスト4名が、それぞれのキャラクターに寄り添った演奏を繰り広げます。映画公開に先駆け、本作のインスパイアード・アルバム4タイトル『映画《蜜蜂と遠雷》〜河村尚子 plays 栄伝亜夜』（CD SICC-39031 3,000円 + 税）、『映画《蜜蜂と遠雷》〜福間洸太朗 plays 高島明石』（CD NYCC-27309 3,000円 + 税）、『映画《蜜蜂と遠雷》〜金子三勇士 plays マサル・カルロス・レヴィ・アナトール』（CD UCCS-1252 3,000円 + 税）、『映画《蜜蜂と遠雷》〜藤田真央 plays 風間塵』（CD NYCC-27310 3,000円 + 税）が9月4日（水）に同時発売されます。

　松岡茉優演じる“栄伝亜夜”の演奏を担当するのは、感性豊かな音楽性と独創性で世界を舞台に活躍する実力派ソリストであり、昨今は後進の指導にも積極的に取り組む河村尚子。松坂桃李演じる“高島明石”は、国内外のコンクールで活躍をみせ、2015年に行なわれたアイスショー〈Fantasy on Ice〉で羽生結弦と共演した福間洸太朗が担当します。森崎ウィン演じる“マサル・カルロス・レヴィ・アナトール”は、自身もマサル同様に海外で育ち、2018年に国際NGO「難民を助ける会」の創立40周年チャリティー・コンサートにて（当時の）皇后陛下の御前で演奏した金子三勇士。そして鈴鹿央士演じる“風間 塵”は、弱冠18歳にして〈第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール〉で優勝し、“青年批評家賞”、“聴衆賞”、“現代曲賞”の特別賞を受賞、さらに2019年6月に行なわれた〈第16回チャイコフスキー国際コンクール〉ピアノ部門で第2位に輝いた藤田真央が担当します。

　今回発売となるインスパイアード・アルバムは、栄伝亜夜、高島明石、マサル・カルロス・レヴィ・アナトール、風間 塵が劇中のコンクールで演奏する楽曲を収録した全4タイトル。劇中で演奏されるコンクールの課題曲で、オリジナルの楽曲である「春と修羅」も、キャラクター別に収録しています。作曲を手がけたのは、15歳で英国留学し、現代音楽の作曲家としてロンドンを拠点に国際舞台で活躍している作曲家の藤倉 大です。恩田 陸は「この素晴らしい4枚のCDを作ってもらえただけでも映画化されてよかった！としみじみ思いました。映画では一部しか聴けない4人の演奏を、ぜひフルバージョンでお楽しみください」とコメントを寄せています。