日本における“ソウルの祭典”として毎年夏に東京と大阪で行なわれているソウル・ミュージック・イベント〈SOUL POWER SUMMIT〉。14回目を迎える2019年は、初めて横浜を舞台に〈ヨコハマ SUMMIT〉として8月19日と20日の2日間に開催。会場となった神奈川・横浜 パシフィコ横浜国立大ホールには、第1回からホストとして牽引している“ラヴソングの王様”
鈴木雅之、
ゴスペラーズ、
Skoop On Somebodyの“ソウル・トライアングル”のほか、
バブルガム・ブラザーズ、
大黒摩季、
CHEMISTRY、
Little Glee Monster、
DANCE☆MANらが集い、カテゴリーや世代を越えた様々なアーティストたちが3時間半強にわたってソウルの絆を分かち合いました。
19日、20日ともにトップバッターはバブルガム・ブラザーズ。早速ミラーボールが回り始めると“往年のディスコ”にタイムスリップ。続くSkoop On Somebodyは、パーティータイムから一気にメロウなムードへといざなって、観客を極上のグルーヴで酔わせるステージに。ヴォーカルのTAKEが語った「魂から歌を奏でる人はみんなソウル・ミュージシャンだから」というポリシーに、大きな拍手が沸き起こりました。大黒摩季は自身がそれほど“ソウル”のイメージをもたれていないのを知ってか、「たまたま売れちゃった曲でロックの人みたいになっちゃったけど」と苦笑いしながら、“張り芸”と自称するエネルギッシュなハイトーン・ヴォイスでヒット曲を披露すると、このイベントの影の立役者ともいえるDANCE☆MANは、ユーモア溢れるファンキーなステージを展開。
以降も、得意のヴォーカル力でしっとりと聴かせるCHEMISTRYや、3年ぶりの出演で清涼感溢れるスキルフルなパフォーマンスを繰り広げたLittle Glee Monsterといった面々が華やかにイベントを盛り上げていき、来年にデビュー40周年を迎える鈴木雅之は、今年2月に他界した
ザ・キングトーンズのリーダー、内田正人へのトリビュートも。“キングトーンズ、Forever!”の言葉には、脈々と受け継がれてきた音楽への感謝とこれからも受け継いでいくという決意が表われていました。トリを飾ったのは、今年がメジャー・デビュー25周年となるゴスペラーズ。外務省から世界に発信されている“令和”の正式な名称=“Beautiful Harmony”を会場全体でハモらせて、これまでハーモニーにこだわり、世界にハーモニーを広げる活動を継続していることになぞらえて「いやー、ゴスペラーズの時代がきました」「追い風吹いてます」とジョークも混ぜながら、アニバーサリー・イヤーに相応しい新旧取り混ぜてのラインナップで、軽やかなステップとエネルギッシュな歌唱で、会場に“ソウルパワー”をみなぎらせていました。
〈SOUL POWER〉は8月31日(土)と9月1日(日)の両日、大阪・中之島 グランキューブ大阪で大阪公演〈NANIWA SUMMIT〉を開催。鈴木雅之、ゴスペラーズ、Skoop On Somebodyらおなじみのメンバーに加え、8月31日にはCHEMISTRY、大黒摩季、9月1日には
w-inds.、
矢井田 瞳の出演が予定されています。大阪公演の詳細はオフィシャル・サイトをご確認ください。