ニュース

SEEDAの歴史的名盤が原案、笠松 将主演映画「花と雨」2020年1月公開

笠松将   2019/09/12 14:49掲載
はてなブックマークに追加
SEEDAの歴史的名盤が原案、笠松 将主演映画「花と雨」2020年1月公開
 日本のヒップホップ界で歴史的名盤と言われるSEEDAのアルバム『花と雨』を原案とし、新進俳優の笠松 将が主演を務める映画「花と雨」が、2020年1月17日(金)より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開されます。

 ヒップホップを心のよりどころとし、何者かになりたいと願う青年・吉田の葛藤と成長を活写した本作。幼少期を英ロンドンで過ごしたため日本の空気になじめない吉田は次第にアーティスト活動に没頭していき、裏切りや最愛の姉との別れを経験しながらも現実に立ち向かっていきます。オーディションを勝ち抜いた笠松が主人公・吉田を演じ、大西礼芳、岡本智礼、花沢将人紗羅マリー松尾貴史高岡蒼佑らが共演に名を連ねています。監督はPerfume水曜日のカンパネラなどのMVを手がけた土屋貴史。また、音楽プロデュースをSEEDA、演技指導をラッパーの仙人掌が担当しています。

 本作について笠松は、「親切な映画ではないかもしれません。物語を追うことより、目の前の出来事一つ一つを楽しんでもらえたら嬉しいです。観た人によって見解が大きく異なる映画かなと思います。観終わった後の皆さんと早く話しがしたいです」コメント。また監督の土屋は「この映画では、本当の自分の気持ちがわからなかったり、自分を変えようと願ったことがある人間が、世界の抑圧から自由になる瞬間を描いています。一人の若者が自分が何者かを探し、不器用ながら本当の自分を見つける手掛かりを得て、初めて自分や自分の周りの世界を把握します。同時に、成長することは常に何かを犠牲にすることでしかなし得ないということにも気づくのです」とメッセージを寄せています。

僕はこの作品と共に、一番に這い上がりたい。
部室でSEEDAさんを先輩たちと聴いていた日々が懐かしいです。
親切な映画ではないかもしれません。物語を追うことより、目の前の出来事一つ一つを楽しんでもらえたら嬉しいです。
観た人によって見解が大きく異なる映画かなと思います。観終わった後の皆さんと早く話しがしたいです。

――笠松 将

初めての長編映画に関わらず、可能性を見出してくれたSEEDA氏と完成公開まで推し進めてくれた関係スタッフに感謝したいと思います。自分が監督するからには、偉大なアルバムであることはわかった上で、それを殊更に強調したり、それに寄りかかった映画に仕上げるのとは違うアプローチを考えました。なぜなら、そこには極私的な内容、描写の中に、若者の抱えている苛立ちや葛藤、普遍的なテーマが描かれていることに気づいたからです。解釈を強制するのではなく、観客自身がこの映画や主人公に対して能動的に自分を重ね合わせていけるような感覚を大切にしました。また、当時それぞれが「花と雨」のアルバムを聴いた時のことを思い出して、時代の空気感と共に能動的に体験できるような作品になっているかと思っています。
この映画では、本当の自分の気持ちがわからなかったり、自分を変えようと願ったことがある人間が、世界の抑圧から自由になる瞬間を描いています。一人の若者が自分が何者かを探し、不器用ながら本当の自分を見つける手掛かりを得て、初めて自分や自分の周りの世界を把握します。同時に、成長することは常に何かを犠牲にすることでしかなし得ないということにも気づくのです。

――土屋貴史(監督)

拡大表示拡大表示拡大表示

©Timgallo
©2019「花と雨」製作委員会


「花と雨」
2020年1月17日(金)より東京 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
phantom-film.com/hanatoame
配給: ファントム・フィルム
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[特集] 嘘の本屋 リアル異変探しゲーム「嘘の本屋」[インタビュー] TSUMUZI 5拍子の魅力に取りつかれた男の新作は、これまでのリズム研究の集大成
[インタビュー] みやけん×ヒビキpiano 「二刀流」vs 「超テクニック」人気のピアノ男子対談![インタビュー] 佐野元春 自身の名曲群を“再定義”した 最新アルバム『HAYABUSA JET I』
[インタビュー] ヒロイックニューシネマ “誰かのヒーローになる” 新体制となって初の全国流通アルバム完成[インタビュー] エクスペリメンタルHip HopユニットDry Echoes 4年ぶりとなる2ndアルバム完成
[インタビュー] 三浦文彰 清水和音 『ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集』を発表 全曲演奏会の最終回を東京と大阪で開催[インタビュー] のん (映画『私にふさわしいホテル』)
[インタビュー] 角野隼斗 イメージ・キャラクターを務める「ベスト・クラシック100極」のコンピレーション・アルバムを選曲・監修[インタビュー] 色々な十字架 話題の“90年代ヴィジュアル系リヴァイヴァル”バンド 待望のセカンド・アルバムをリリース
[インタビュー] アシックスジャパンによるショートドラマ 主題歌は注目のSSW、友成空[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015