1984年に“ステキの国からやって来たリトル・プリンセス”のキャッチフレーズでデビューし、〈日本レコード大賞〉ほか各音楽祭の最優秀新人賞を総なめにした伝説のアイドル“ユッコ”こと
岡田有希子。80年代アイドル・ブームにおいて“ポスト
松田聖子”とも呼ばれて一世を風靡した岡田には超一流の作家陣が楽曲を提供していましたが、なかでもデビュー曲「ファースト・デイト」をはじめ数多くの楽曲を提供したのが
竹内まりや。その竹内が提供した全作品を1枚にコンプリートしたコンピレーション・アルバム『岡田有希子 Mariya's Songbook』(CD PCCA-04853 2,500円 + 税)が10月16日(水)にリリースされます。
竹内は9月4日にリリースしたアルバム『
Turntable』のなかで、岡田に提供した「ファースト・デイト」「憧れ」「恋、はじめまして」をセルフ・カヴァーして話題となっているなか、またとないタイミングでのアルバム・リリースとなります。これら3曲をはじめとするシングルA面曲のほか、シングルB面曲やアルバム収録曲など、竹内が提供した全11曲(作詞のみ2曲)を1枚に収録。正統派女性アイドルとして彗星のように出現し、抜群のアイドル性と歌唱力で強い印象を残した、岡田の再評価、再認識を促す1枚となりそうです。
楽曲提供した竹内まりやは、「彼女が生きていたら52歳……。没後33年経った今も、あの愛くるしい笑顔と、ほのかな憂いを含んだ歌声が私の胸の奥に深く残っています。デビューから連続での3部作をはじめ、私にとって最も多くの楽曲を提供した歌手は、他ならぬ有希子ちゃんでした。33年の歳月を経て、やっと私自身がデビュー40周年記念のアルバムで「ファースト・デイト」「憧れ」「恋、はじめまして」をセルフカバーすることができた今年、ほぼタイミングを同じくして、思い入れの深かった有希子ちゃんへの提供作品がここに1枚のソングブックとしてアルバム化できることを心から嬉しく思います。まぶしいティーンエイジャーのまま姿を消してしまった彼女は、まさに「永遠のアイドル」となり、あの頃と変わらぬ歌声で青春のときめきとせつなさを私たちに与え続けています」とメッセージを寄せています。