2月に公開されたフランスで168万人を動員し、原作者・北条 司が「これぞシティーハンター!」と太鼓判を押した実写版「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」が、11月29日(金)に日本公開。豪華声優陣による“デラックス吹替版”も決定し、キャストと、ポスター・ヴィジュアルが公開されています。
『シティーハンター』といえば冴羽 獠役の
神谷 明、槇村 香役の
伊倉一恵をはじめとする声優陣のはまり具合も魅力のひとつ。本作の吹替製作に際して、神谷 明の元へオファーが届いたものの、今回は“実写”作品の冴羽 獠であることから、神谷は辞退。その後、テレビ・シリーズの番組レギュラーとして『シティーハンター』の現場で育った
山寺宏一に白羽の矢があたりました。
2019年2月に公開されたアニメ映画『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉』で、香の幼なじみのIT企業経営者・御国真司という大役を務めた山寺にとって「神谷 明の冴羽」は特別すぎる存在だけに、最初は引き受けていいものかと本気で悩んだとのこと。しかし、同アニメ映画の打ち上げで会った神谷 明が「今回、自分は違う役で出るから、冴羽 獠は山ちゃんに任せた!」と告げたことから快諾。山寺は「とにかく憧れて、収録後、家に帰って神谷さんが演じる獠の真似をしていたほど。他の人がやるなら……とご依頼を受けました」とコメントを寄せています。
また、映画として本作を気に入った神谷 明、伊倉一恵は、スペシャル・ゲストとして出演。香役は
沢城みゆきが演じます。そのほか、海坊主ことファルコン役の
玄田哲章、香の兄・槇村秀幸役の
田中秀幸、冴子役の
一龍斎春水などアニメ・シリーズの声優陣が、実写版でも同キャラクターを続投しています。
長年愛されてきたシリーズで、“冴羽獠”と言えば、誰もが神谷さんの声を想像しますから、神谷さんには「神谷さんがやるべきです!ファンはそれを待っていますよ!絶対僕はできません」とお伝えしたんです。でも神谷さんから「今回、自分は違う役で出るから、冴羽獠は山ちゃんに任せた!」とおしゃっていただきました。それでも悩みましたが、僕を育ててくれた作品ですし、アニメ・シリーズの現場で神谷さんが演じているのをそばで見てきました。とにかく憧れて、収録後、家に帰って神谷さんが演じる獠の真似をしていたほど。他の人がやるなら……とご依頼を受けました。でも今でもプレッシャーはあります。本作は底抜けに楽しくて、アクションもかっこいい。想像を遥かに超えて面白いです!画面から原作をリスペクトしていることがすごく伝わってきました。吹き替えですので、オリジナルの俳優のセリフを日本語で再現することを意識しましたが、神谷さんが演じていた雰囲気を少しでも出せればなと考えながら演じさせていただきました。――山寺宏一 山ちゃんにオファーがいったと聞いて「よし!」と思いました。〈プライベート・アイズ〉の打ち上げで話した際、僕に遠慮しているように感じたので「山ちゃん頼むよ」とお願いしました。アニメ版『アラジン』でテレビシリーズ合わせて100本以上ご一緒しましたが、自在に様々なキャラクターを演じられる人は、吹替の長い歴史を振り返っても山ちゃんしかいない。僕が太鼓判を押します。山ちゃんなら、フィリップ・ラショーが演じる冴羽獠を立派に演じて頂けると思っています。そして、監督の原作愛は本物。ファンもすんなりと映画が描く「シティーハンター」の世界に飛び込めるはず。安心して観てほしいと思います。――神谷 明作品を見て「すっごく面白かった!」と北条先生、神谷さんにすぐLINEしました!(笑)
獠と香が動いてる感じで、本当にシティーハンターの世界でした。
山寺君も沢城さんも、間違いない!凄い作品にしてくれる気がします。――伊倉一恵©AXEL FILMS PRODUCTION - BAF PROD - M6 FILMS