90年代初頭に結成されたイギリスのアヴァン・ポップ・バンド、ハイ・ラマズの中心人物、ショーン・オヘイガン（Sean O'Hagan）が、約30年ぶりとなる2枚目のソロ・アルバム『レイダム・コールズ、レイダム・コールズ（Radum Calls, Radum Calls）』（CD PCD-24880 2,400円 + 税）を10月23日（水）にリリース。収録曲「On A Lonely Day （Ding, Dong）」のミュージック・ビデオが公開されています。

　ネオアコ系バンド、マイクロディズニーのメンバーだったオヘイガンは、90年に発表した初のソロ・アルバム『High Llamas』を発展させる形でバンド“ハイ・ラマズ”をスタート。バンドと並行してソロ活動も積極的に行なっており、さまざまなジャンルのアーティストの作品に参加したり、プロデュースしたりするなど、若手アーティストとの交流も盛んで、ツアーでたびたび来日もしています。

　新作『レイダム・コールズ、レイダム・コールズ』は、オヘイガンが過去10年の間にアレンジとプロデュースを手がけたマウント・キンビーやフライヤーズ、クラクソンズのジェイムズ・ライトンら新しい世代のアーティストからの影響が反映されており、オヘイガンらしいドリーミーかつポップな楽曲に、低音が効いたシンセやボサ・ノヴァ・ビート上のダビーなパーカッション、地響きのごときドラム・サウンドなどが加わり、ハイ・ラマズとはひと味違うポップ・アルバムに仕上がっています。

　また、マイクロディズニー時代のヴォーカル・パートナー、カハル・コフランもゲスト参加しており、コフランの歌声がオヘイガンの新しいコンセプトの音楽をいっそう華やかなものにしています。