世界的ヴァイオリニストの
渡辺玲子が、東京・富ヶ谷 Hakuju Hallで展開するレクチャー・コンサートの第5弾〈渡辺玲子 プロデュース レクチャーコンサート vol.5 知る、聴く、喜び 〜時代を彩る名曲とともに〜ラヴェルとガーシュウィン、そしてプーランク 〜フランスにおける2つの流行、「ジャズ」と「スペイン風」〜〉を10月16日(水)に開催。
本シリーズは、演奏活動だけでなく、秋田市の国際教養大学特任教授として、音楽を専攻しない学生を対象に英語による集中講義も行なっていることでも注目を集める渡辺ならではの内容。楽譜に記された音符や音型、調性などの背景から、作曲家が意図した隠されたメッセージを探っていき、一見難しく感じられるクラシックの名曲の数々をピアニスト
江口 玲とともに紐解いていきます。
今回の公演は、
ドビュッシー、
ラヴェル、
プーランクらフランス近代の作曲家が、スペインやアメリカといった外国の特色ある文化に影響を受けて作曲した音楽と、スペインの
ファリャ、アメリカの
ガーシュウィンらフランス近代の音楽に心酔した作曲家たちが、その模倣にとどまらず、自身の民族性を注ぎ込んだ音楽とを組み合わせたプログラムです。共演の江口によるガーシュウィンや冴えわたる解説にも注目が集まります。