“ろう”の写真家・齋藤陽道が、自身の子育てを通して、嫌いだった“うた”に出会うまでを記録したドキュメンタリー映画「うたのはじまり」が 2020 年 2 月 22 日(土)より東京・渋谷シアター・イメージフォーラムで公開し、順次公開が決定しています。
本作は、俳優・
窪田正孝の写真集や
Mr.Children、
クラムボン、
森山直太朗らのアーティスト写真を撮影してきた“ろう”の写真家・齋藤陽道が、自身の子育てを通して、嫌いだった“うた”に出会うまでを記録したドキュメンタリー映画。監督は、古川日出男らによる朗読劇「銀河鉄道の夜」の活動を2年に渡り追ったドキュメンタリー映画「ほんとうのうた」(2014年)、
七尾旅人が戦死自衛官に扮したライヴ映像作品『兵士 A』(2016年)などの河合宏樹が務めます。
古川日出男(作家)は「私がここに記しているコメントの文字に触っても、そこから振動は感じられない。けれども、あらゆる“うた”には響きがある。私たちの肉体に鼓動があるように、やっぱり響きがある。それは結局、愛には響きがあるのだ、と言っているような気がする。私は、そうした衝撃的な事実を、この映画『うたのはじまり』に触れて、知った。私という小説家は、この映画に“触った”のだと思う。」、
後藤正文(
ASIAN KUNG-FU GENERATION)は「音楽が大好きだというあの娘や、ステージ袖でガチガチに固まっているあいつや、歌詞が書けないだなんて悩んでいる彼に見せたい映画でした。もちろん、君にも見てほしいし、むしろ僕こそが見るべき作品だ!と思いました。」とそれぞれ応援コメントを発表しています。
劇場公開に向けて河合宏樹監督は「赤子をあやす為に彼からぽろっと溢れたうた、その瞬間にすべては語られた。歌が祈りに戻った瞬間。人類が初めて歌った瞬間。うた、音楽、の本来の役割とは何だったのか。齋藤陽道と共に考えた数年間。誰しもが持つ歌心に対して、または、現在の音楽との接し方について、今一度、その根源を思い出して欲しいと思いこの映画を制作しました。」とメッセージが寄せています。
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「うたのはじまり」2020年2月22日(土)より東京・渋谷シアター・イメージフォーラムほか順次公開
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