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映画「his」完成披露試写会イベントにて宮沢氷魚が激白「俳優人生での初キスは藤原季節でした」

宮沢氷魚   2020/01/09 13:58掲載
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映画「his」完成披露試写会イベントにて宮沢氷魚が激白「俳優人生での初キスは藤原季節でした」
 『愛がなんだ』のヒットが記憶に新しい、今泉力哉監督の最新作映画「his」が、2020年1月24日(金)より東京・新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショー。公開に先駆け、完成披露試写イベントが1月8日に東京のスペースFS汐留で行われ、主演の宮沢氷魚、共演の藤原季節、外村紗玖良、そして今泉力哉監督が参加しました。

 2020年の抱負を聞かれた宮沢は「オリンピック競技を生で見てみたい。マラソンとか……あ!マラソンは北海道だ!東京じゃなかった!なら違う競技で……」と照れ笑い。藤原は「新年の抱負は我慢!今まであまり我慢したことがなくて、今年は我慢を覚えたい」と言いつつも、「ちょっと我慢しなくていいですか!?」と進行を中断させて「明日は紗玖良ちゃんの誕生日なので、みんなで祝福しましょう!」とサプライズ祝福を敢行。会場全体がバースデーソングの大合唱となり、外山は「3学期のテストで100点をとる!」とニコニコで抱負を述べました。

 周囲にゲイだと知られることを恐れ、田舎にやってきた主人公・井川 迅役の宮沢は「僕は幼稚園から高校まで男子校で、周りにも同性愛の人がいました。だから僕らからしたら当たり前のこと。でもいざ社会に出てみると、差別や偏見にさらされていることを知りました」と悲しい現実を明かし「この作品に出演できることを光栄に思ったし、僕だからこそできることがあると思いました」と使命感を口にしました。

 迅の忘れられない恋人・日比野渚役の藤原は、6歳になる渚の娘・空役の外村とは本当の親子のようで「沢山遊んだし、(宮沢含めて)3人で炬燵に丸まって寝たり、幸せでした」と目じりを下げると、外山も「休憩中にお膝の上に乗せてもらって、飛行機になってもらったり、車になってもらったり、楽しかった!」と満面の笑みを浮かべました。

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 同性愛を主題にした本作ついて今泉監督は「同性愛だけではなくて、人と人との恋愛もの。さらに家族の物語としても描けると思ったので引き受けました。誰も悪い人がいなくて、それぞれ弱さを持った人たちの物語。自分のやる意味があると感じました」と恋愛映画の名手として知られる自身が手掛ける意義を明かしました。

 撮影にあたり宮沢と藤原は10日間の共同生活を行なったそうで、藤原が「超濃密な10日間」というと、宮沢は「そういうと誤解を招くからさ……」と照れつつ「撮影期間中の唯一の息抜き。オアシスのような場所でした。ただ最初はイヤでした。撮影で朝から晩までみんなといて、寝るときくらいは自分の時間が欲しいと。でも1人になると不安になるくらい撮影も大変で……ありがとね」といきなり藤原に感謝。藤原は「唐突!」と驚きつつ「2人で真面目な話も沢山したし、テレビを見たり、楽しい日々でした」と懐かしみました。

 映画初主演の宮沢にはさらなる初があるそうで、それは「役者としての初キスシーン。ファーストキスが藤原季節でした。放送的には連続ドラマ『偽装不倫』で杏さんとのキスシーンもあったけれど、撮影はこっちが先」と告白。初キスだったことに藤原が「僕はまったく知らなかった!」と驚くと、宮沢は「……ちなみに何人目?」と質問。それに藤原が「結構……。申し訳ない」と謝罪すると、宮沢はジェラシーを感じたたのか「結構?……あ〜、ショック!」と凹んで笑いを取っていました。

 イベントでは大ヒットを祈願して、宮沢と藤原の2人が餅つきに挑戦。お互いに杵を構えて威勢のいい掛け声とともに協力し合いながら餅をついて、4人で仲良く実食。外山から「パパ!頑張って!」とのエールを受けながら餅をついた藤原は「楽しかった!」と充実した表情で、宮沢も「楽しかったです!杵って意外と重い」と縁起のいい貴重な体験に笑み。最後に宮沢は「沢山考えさせられる作品になっています。1つの答えがある作品ではなくて、観てくれた皆さんがそれぞれ考えて、それが一つひとつの答えになる。楽しんで観てください」と期待を込めて挨拶をしました。

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©2020 映画「his」製作委員会

「his」
2020年1月24日(金)より東京 新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
www.phantom-film.com/his-movie
配給: ファントム・フィルム
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