埼玉・彩の国さいたま芸術劇場が厳選した新鋭ピアニストたちが意欲的なプログラムで競演を繰り広げる“ピアノ・エトワール・シリーズ”。2019年度を締めくくる同シリーズの第38回目〈ピアノ・エトワール・シリーズ Vol.38 ベアトリーチェ・ラナ ピアノ・リサイタル〉が3月8日(日)に開催されます。
ベアトリーチェ・ラナ(Beatrice Rana)は、2011年の〈モントリオール国際音楽コンクール〉をはじめとする数多くの国際コンクールで優勝し、近年では
ファビオ・ルイージ(Fabio Luisi)や
ケント・ナガノ(Kent Nagano)ら世界的に活躍する指揮者や、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、
バイエルン放送交響楽団、
NHK交響楽団といった著名なオーケストラとの共演を重ねています。レコーディングにも精力的に取り組んでおり、2017年にリリースした『
J.S.バッハ: ゴルトベルク変奏曲』(CD WPCS-13634 2,600円 + 税)が2018年6月〈Classic BRIT Awards 2018〉にノミネートされるなど高く評価されたほか、2019年10月には最新アルバム『ラヴェル: 鏡、ラ・ヴァルス、ストラヴィンスキー: ペトルーシュカ、火の鳥』(CD 9029.541109 / 輸入盤)をリリースしました。
本公演では、ラナが子どもの頃から演奏するのが大好きだったと語る
J.S.バッハ作品のほか、スペインの作曲家
アルベニスによる超絶技巧と名高い『イベリア』第3集、そして最新アルバムにも収録した
ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』からの3楽章などを演奏。ラナの持ち味である豊かな歌心、そして確かな演奏技術が光るプログラムです。
© Nicolas Bets