作家・野中ともその大人気小説を映画化した「宇宙でいちばんあかるい屋根」が、2020年秋に全国ロードショー決定。監督・主演・原作者のコメントが公開されています。
小説すばるで新人賞を受賞するなど、その表現力で多くのファンを魅了する作家・野中ともその大人気小説「宇宙でいちばんあかるい屋根」を、『
新聞記者』で注目を集めた実力派監督・
藤井道人が映画化した本作は、14歳の女子中学生とあやしい老婆“星ばあ”がひと夏の大切な何かを探す、2人のキュートで、愛おしい、感動のファンタジー・ドラマ。主人公の女子中学生・大石つばめ役を演じるのは、NHK連続テレビ小説『
なつぞら』、日本テレビ系ドラマ『
俺の話は長い』ほか、CM・雑誌と幅広く活躍し、いまもっとも注目を集める若手女優・
清原果耶。実父と、血の繋がりのない母との間に子供が産まれることで感じる疎外感、実母への想いなどを胸の内に抱えながら、幼馴染に抱く恋心や、“星ばあ”との出会いから成長していくひと夏の少女の姿を、等身大かつ圧巻の演技力で表現しています。
[コメント]現場の雰囲気に突き動かされ続けた色濃い撮影でした。
まだ完成したものを観ていないので、どうなっているのだろうとふつふつ考える日々ですが、撮影中に私自身がつばめちゃんから貰った希望や勇気が、映画を観て下さる皆様にも伝わると良いなと思います。
是非お楽しみにしていて下さい。――清原果耶『デイアンドナイト』で素晴らしい演技を見せてくれた清原果耶さんと再び映画を撮れたこと、そして、清原さんの初主演映画を監督出来たことをとても光栄に思っています。
本作は、大人になったすべての人たちへ捧げる物語です。
心温まる、素敵な映画が出来ました。是非、お楽しみに!――藤井道人監督最初に映画化のお話をいただいた時から長い長い時を経て、敬愛する藤井監督のもと、遂に撮影が始動したと聞いた時は胸が高鳴りました。同時にこの突拍子もない物語が本当に映像となりえるのか、わずかな不安がよぎったのも覚えています。けれどごく短いラッシュを見せていただいた瞬間に不安は綺麗に拭われました。まっすぐまなざしに揺れる感情が透けるような清原さんの佇まいに、ああ、つばめがいる!と。そして星ばあも亨くんも両親も皆、画面からはみ出るくらいに彼らの人生を生きている……!驚きと感謝をもって、今は一観客として公開を心待ちにしているところです。四月に装いをあらたに再文庫化される原作もお手にとっていただければ幸せです。――原作: 野中ともそタイトルに惹かれて手にした原作のページをめくった途端少女時代にタイムスリップしました。星空の下に連なる屋根、失くしたものを求める想いのイメージが躍り出し、時間をかけて藤井監督と企画を温めて参りました。そして、清原果耶さんがその圧倒的な存在感で主人公つばめを生きてくれて、本作は誕生しました。どこか懐かしい、それでいてこれまでに見たことのない景色をお届けします。ご期待ください!――前田浩子プロデューサー© 2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会