第18回〈齋藤秀雄メモリアル基金賞〉のチェロ部門受賞者が佐藤晴真、指揮部門受賞者が
鈴木優人に決定。2月3日(月)に都内で贈賞式が開催され、チェリストの
堤 剛からそれぞれに盾および賞金500万円の目録と贈賞の言葉が贈られました。贈賞の言葉や受賞の言葉など、詳細は公益財団法人ソニー音楽財団(Sony Music Foundation)の
オフィシャル・サイトで確認できます。
〈齋藤秀雄メモリアル基金賞〉は、チェリスト / 指揮者 / 教育者として高名な故・
齋藤秀雄(1902-1974)に因み、2002年にソニー音楽財団により創設された賞。“音楽芸術文化の発展に貢献し、将来一層の活躍が期待される若手チェリストと指揮者を各々1年に1人顕彰すること”を原則としています。
佐藤は、1998年愛知・名古屋市出身、現在21歳のチェロ奏者。2019年、難関として知られる“ミュンヘン国際音楽コンクール”チェロ部門において日本人として初めて優勝し、一躍国際的に注目を集めました。ほかにも多数の受賞を重ねており、2018年には“ルトスワフスキ国際チェロ・コンクール”においても第1位および特別賞を受賞。これまでに林 良一、
山崎伸子、
中木健二に師事し、現在はベルリン芸術大学でイェンス=ペーター・マインツ(Jens-Peter Maintz)に師事して研鑽を積んでいます。
鈴木は、指揮者 / 作曲家 / ピアニスト / チェンバリスト / オルガニストという多方面で活躍する音楽家。1981年オランダに生まれ、東京藝術大学および同大学院、オランダ・ハーグ王立音楽院を修了しました。現在は
バッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者、アンサンブル・ジェネシス音楽監督、調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサーを務め、2020年4月1日からは
読売日本交響楽団の指揮者 / クリエイティヴ・パートナーに就任予定です。