ベートーヴェン生誕250周年を記念しリリースされる本作は、ムターとヨーヨー・マにとって、1979年のヘルベルト・フォン・カラヤン(Herbert von Karajan)との旧録音(ピアノはマーク・ゼルツァー)から数えて40年ぶりとなる三重協奏曲の新録音。本作でピアノと指揮を務めたのは、現代最高の巨匠のひとりであるバレンボイムです。オーケストラは、バレンボイムがイスラエルとアラブ諸国の若手音楽家で組織したウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団。同楽団にとって本作は、2019年の創設20周年を記念するアルバムでもあります。