1996年のデビュー以来、マイペースに活動を続けているシンガー・ソングライターのフィオナ・アップル(Fiona Apple)が、2012年の『アイドラー・ホイール』から8年ぶりとなる通算5枚目のアルバム『Fetch The Bolt Cutters』を4月17日にデジタル・リリースしました。アナログ / CD / カセットが夏に発売される予定。国内盤の発売は未定です。
タイトルの『Fetch The Bolt Cutters』は、イギリスのTVシリーズ『The FALL 警視ステラ・ギブソン』でジリラン・アンダーソンが演じた性犯罪を取り締まる警察官のセリフから着想を得たもの。「声を上げることを恐れないで」という気持ちをこめたと「The New Yorker」誌の独占インタビューでアップルは語っています。
2012年にレコーディングを始めたという本作には、インディ・ロック・ドラマーのAmy Wood、前作にも参加していたサウンド・エンジニアのJohn Would、ソウル・コフィングのベーシストだったSebastian Steinberg、シンガー・ソングライターでありギタリストのダヴィード・ガーザらが参加。米ロサンゼルスのアップルの自宅で、泥まみれのオイル缶や海の藻屑なども用いて制作されました。収録曲の「Newspaper」ではフィオナの実の姉のMaude Maggartが、「Fetch The Bolt Cutters」では女優 / モデルのカーラ・デルヴィーニュがコーラスを担当しています。