仏パリ在住のアメリカ人ジャズ・シンガー、
メロディ・ガルドー(Melody Gardot)が、ヘルスケア・ワーカーたちを支援する新曲「From Paris with Love(パリより愛をこめて)」へのリモート演奏でのレコーディング参加を、世界中のミュージシャンに呼びかけています。応募の締め切りはフランス現地時間の5月11日(月)です。
新型コロナウイルス感染防止のためにコンサートが中止 / 延期され、レコーディングもままならないなか行なわれるこの新曲制作について、ガルドーは「今、アートだけでは暮らしていけない、仕事を続けられない、スタジオで他のミュージシャンと集まることができないという、アーティストやミュージシャンたち、しかも素晴らしい才能の人たちが世界中に大勢います。私たちは手をこまねいて待つだけ、苦しむだけではいけないと思うのです。そうではなく、全員で何か美しいことができないか、制約の中から“バーチャル”な何かを生み、クリエイトし続けられないか、その努力をする必要があるのです。このプロジェクトが愛と希望を与えられるものであってほしいと願っています」とコメントしています。
参加を希望するミュージシャンはガルドーの
オフィシャル・サイトを通じて応募が可能。選出に当たるのはメロディ・ガルドー本人、プロデューサーの
ラリー・クライン(
ジョニ・ミッチェル、
ハービー・ハンコック)、指揮者・編曲者兼作曲家の
ヴィンス・メンドーザ(
ビョーク、
ロビー・ウィリアムズ、
エルヴィス・コステロ)、そして伝説のエンジニア、アル・シュミットとスティーヴ・ジェネウィック(
フランク・シナトラ、
ジョアン・ジルベルト、
ボブ・ディラン、
ポール・マッカートニー)といったそうそうたる人たちです。最終選考に残りレコーディングに参加したミュージシャンには、英国ユニオンが設けるレコーディング料の基準に準じた額が支払われます。
また、ファンには新曲のミュージック・ビデオへの参加も呼びかけています。詳細はユニバーサル ミュージックの
ウェブ・サイトをご覧ください。新曲「From Paris with Love(パリより愛をこめて)」はシングル・リリースされ、印税はヘルスケア・ワーカーたちに寄付されます。