1960年代から70年代にかけてのフォーク・ミュージックに影響を受けた2019年のアルバム『Ribbons』が話題を呼んだビビオ(Bibio)が、『Ribbons』制作時のインスピレーションやストーリーを引き継ぎ、新たに書き下ろした10曲を収録する新作『Sleep On The Wing』(CD BRWP310 2,000円 + 税)を6月12日(金)に発表します。米ニューヨークを拠点に活躍する韓国人アニメーター、ソニー・リムが映像を手がけたタイトル曲のミュージック・ビデオが公開中です。
オープニング曲であり、先行シングルの「Sleep On The Wing」のタイトルと歌詞は、眠りながら飛行するアマツバメから着想を得ており、ギターとストリングスが紡ぎ出す穏やかな主旋律の上で、辛いことや悲劇に直面した時に抱く希望が歌われています。
この曲について、ウィルキンソンは「新しい曲を書くときは、メロディ (多くの場合は意味不明なもの) を歌いながら、そのメロディとリズムに合う言葉を探す。そうすると曲のテーマとなるフレーズが出てくることがあるんだ。“Sleep on the wing”という言葉が出てきた瞬間、ただの歌詞ではなく、タイトルやテーマのように感じた。歌詞について言えば、この曲には2つの側面があると感じてる。一つは、亡くなった人が生きている間に何をしていたのか、何を残していったのか、彼らが言っていたこと、共有していた知識、作ったものなど、彼らが残していったものからインスピレーションを受けられることで、亡くなった人の人生が続いていくということ。もう一つの側面は、おそらくもっと直接的なもので、都会から逃れて田舎で安らぎを見つけようということ。ただし、このタイトルは夢と想像力の解放を祝福するもので、必ずしも物理的な逃避を言ってるわけではない」と語っています。