『
人魚の眠る家』『
十二人の死にたい子どもたち』の
堤 幸彦監督が、「クローズド・ノート」「検察側の罪人」の
雫井脩介原作による小説「望み」を映画化した最新作「望み」が、10月より全国ロードショー。ティザー・ビジュアルおよび追加キャストが公開されています。
読者満足度100%(ブクログ調べ)を記録、累計発行部数16万部を更新中のベストセラー・サスペンス小説を、エンターテインメントの旗手・堤 幸彦監督により満を持して映画化した本作。主人公である一級建築士の石川一登を
堤 真一、その妻・貴代美を
石田ゆり子が演じます。
高校生の長男・規士役には、ドラマ『
中学聖日記』でデビュー以降、CM・ドラマに大ブレイク、2020年は4本の映画出演を予定している
岡田健史。長女・雅役を演じるのは、その演技力で映画やドラマ界から熱い注目を集める
清原果耶。そして、事件の真相を暴くため、石川家に巧みに入り込み独自の取材を進める記者・内藤役を、堤 幸彦監督とは映画『
イニシエーション・ラブ』でタッグを組んだ
松田翔太が演じます。そのほか、事件を捜査する刑事・寺沼役を
加藤雅也、貴代美の母・扶美子役を
市毛良枝、一登の取引先である建設会社の社長・高山役を堤監督作品ではお馴染みの
竜 雷太がそれぞれ演じます。
公開されたティザー・ヴィジュアルでは、幸せそうな石川家のポートレイトが披露されています。笑顔でいっぱいの家族の中に一人だけ暗い表情で下をうつむく息子の姿があり、彼は家族に何かを伝えたいのか、それとも何か企んでいるのか、謎めいた印象。また、鮮やかにペンキが飛び散った跡と「愛する息子は殺人犯か、被害者か。」というコピーからは、まだ誰も知らないサスペンスの幕開けを感じさせます。
[コメント]この度、映画「望み」で規士役を演じさせて頂きました岡田健史です。実は「望み」に関しては原作から読ませて頂いていてこの作品の大ファンでした。その作品の映画化に関われたことを心から感謝しております。規士を演じた僕が現時点で語れることはかなり限られていますので、皆様にはこれだけ伝えさせて頂きます。是非、劇場で観てください。愛とは、親子とは、人とは、いろんな事を考えさせられる作品です。たとえ、親子であっても子供は親の所有物ではない。人は孤独でしかない。その中で互いを愛し、愛され合うという儚さ、愛おしさを感じて頂けたら幸いです。――岡田健史自分がどう生きていけるか、今この状況をどう切り抜けるか。私が演じたのは本能的にそれをやってのける女の子です。それがこの家族の中で生きている彼女なりの選択、だと考えれば共感も出来て受け止める事が出来ました。とにかく積み重ねの日々で、堤監督が溢れんばかりの熱量で導いて下さるのがとても有り難かったです。共演させて頂いた堤さん、石田さん、岡田さんとは空き時間に「昨日の晩ご飯何食べた?」なんて他愛もないお話をしたりしたのですが和やかで暖かいその雰囲気が色んな意味で拠り所になっていたようにも思います。それぞれの「望み」の形と、辿り着く先を一緒に迎えて下されば幸いです。――清原果耶© 2020「望み」製作委員会