2017年のアルバム『
スリープ・ウェル・ビースト』が〈グラミー賞〉の最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバムを受賞した
ザ・ナショナルのフロントマン、マット・バーニンガー(Matt Berninger)が初のソロ・アルバム『Serpentine Prison』を10月2日(金)に発表します。プロデューサーは60年代にスタックス・レコードで活躍し、
オーティス・レディングや
サム&デイヴらのレコーディングに参加した
ブッカー・T.ジョーンズ。先行シングルとしてタイトル曲の「Serpentine Prison」が5月20日にリリースされました。
リリースと同時に公開された「Serpentine Prison」のミュージック・ビデオは、マットの弟でもある映像作家のトム・バーニンガーと、クリス・スグロイが監督を務め、米カルフォルニア州ベニスのレコーディングスタジオ、アースター・クリエイション・センターにて撮影されました。同曲についてマットは、「このシングルは、ザ・ナショナルのアルバム『アイ・アム・イージー・トゥ・ファインド』のレコーディングの1週間後、2018年11月に書いた曲なんだよ。長い間、俺は映画、演劇などのプロジェクトの為に誰かの頭の中にある考えや誰かの気持ちを伝える曲を書いてきた。それも好きなんだけど、俺は自分自身を掘り下げる準備ができていたし、この曲がそうやってできた初めての曲なんだ。タイトルである〈Serpentine Prison〉というのはロサンゼルス国際空港近くにある海に流れ込む曲りくねった水道管から取った。パイプの周りには人が立ち入らないように柵で囲ってあるんだ。この曲はショーン・オブライエンとハリソン・ウィットフォード(フィービー・ブリジャーズ)とともに書き、その6ヵ月後にブッカー・T・ジョーンズがプロデュースしてくれた。エピローグの様なフィーリングがしたのでアルバムにも同タイトルを付け、その最後に収録したんだよ」とコメントしています。
Photo by Jeff Salem