非営利団体のGlobal Citizenと
レディー・ガガが主催、収益が世界保健機関(WHO)のCOVID-19連帯対応基金に寄付された4月19日開催のイベント〈One World:Together At Home〉に出演。レディー・ガガ、
セリーヌ・ディオン、
アンドレア・ボチェッリとの豪華共演を果たしたピアニスト、
ラン・ラン(Lang Lang)がニュー・アルバム『バッハ:ゴルトベルク変奏曲』を9月4日(金)に発表します。
このアルバムにはふたつの仕様があり、デラックス・エディション(CD UCCG-40110〜3 5,400円 + 税)には、2020年3月15日から18日にかけてドイツ・ベルリンのイエス・キリスト教会で録音された音源と、バッハが30年近くカントルを務め、墓があるドイツ・ライプツィヒの聖トーマス教会で2020年3月5日に録音されたライヴ音源をあわせて収録。スタンダード・エディション(CD UCCG-1876〜7 3,200円 + 税)にはイエス・キリスト教会での録音のみ収録しています。また、デラックス・エディションは通常のCD音源のほか、対応機器で88.2kHz/24bitのハイレゾ音源も聴けるMQACD×UHQCD、スタンダード・エディションはSHM-CDです。
ラン・ランは20年以上にわたってこの傑作を探求し続け、その間
エッシェンバッハや
アーノンクールといった偉大な先人たちの薫陶を受け、録音に向けて現代最高のチェンバロ奏者、
アンドレアス・シュタイアーと意見交換するなど、自身の解釈を深め、満を持してこの録音を決行。腕の故障からの復帰や結婚を経て、さらなる人間的・音楽的成熟を果たし、芸術性の新たなステージに立ちました。知・情・意の素晴らしいバランスで深く心に訴える演奏を展開しています。
「ゴルトベルク変奏曲」を演奏する上でもっとも重要な要素を聞かれたラン・ランは「私の心に平穏をもたらすテンポで演奏することです。それにより急いで演奏を終わらせるのではなく、心の中に静寂を見つけることが出来るのです。知性と感情を伴って演奏しなければなりません。自分が最後どのような筆跡を残し、龍の眼の特色を表現するのか?収集してきたすべての情報、蓄積してきた知識、研究に費やした時間、聴いてきたあらゆる演奏の中で、自分自身を再発見しなければなりません。ジグソーパズルみたいと感じても、 最後には自分のあり方が見つかります。そのときようやく自分の感情と呼吸が一致するのです。」と答えています。
Photo by OLAF HEINE