東京・中目黒でルームシェア生活を送るふたりの女性を主人公に、妊娠、そしてシングルマザーとして出産という人生の決断を通して、友情、仕事、家族、過去への固執と現実など、現代の女性の揺れ動く心情にフォーカスしたヒューマン・ドラマ、映画「Daughters」(ドーターズ)が、9月18日(金)より全国公開、同作品が〈第23回上海国際映画祭〉での上映が決定&アジア新人賞部門に選出されました。
カンヌ、ヴェネツィア、ベルリンの3大映画祭と並び、国際映画製作者連盟(FIAPF)が公認する15の長編映画祭のひとつである〈上海国際映画祭〉には、アジアの新しい才能に光を当てる「アジア新人賞部門(ASIAN NEW TALENT AWARD)」が設立されており、過去には『
ブルーアワーにぶっ飛ばす』(2019年 /
箱田優子監督)、『
blank13』(2017年 /
齊藤 工監督)、『
0.5ミリ』(2015年 /
安藤桃子監督)が監督賞を受賞しました。本年度は、「最も美しい映像!」という賛辞とともに『Daughters』が、日本映画としてはただ1作品選出されるという快挙を達成。
脚本・監督は、本作が初の長編作品となるファッションイベント演出家・映像作家の津田 肇。妊娠した友人をそばで見守る小春には、女優やファッションモデルとして活躍し、『
ダンスウィズミー』『
犬鳴村』の主演が記憶に新しい
三吉彩花。小春のルームメイトで、悩みながらもひとりの女性から“母親”になる決断をする彩乃は、「燃えよ剣」「461個のおべんとう」の公開を控える
阿部純子。2人がダブル主演し、仕事も遊びも充実した毎日を送る27歳の親友同士を瑞々しく演じています。
津田 肇監督は「コロナウイルスの感染拡大で、世界の様々な映画祭が中止となっている中、上海国際映画祭のアジア新人賞部門に『Daughters』がノミネートされたということ、映像美を評価いただいているということをお聞きし、大変嬉しく思っております。そしてこの最中、開催をご決断された上海国際映画祭に対し、敬意を表します。今年は、世界中で多くの方が、人生の大きな変化・試練に直面したはずです。『Daughters』の主人公の二人を通し、素直に頼ることができ、絆を確かめ合うことのできる存在の大切さについて考えるきっかけが広がることを祈っています」とコメントを寄せています。
また、本作の写真展が東京・中目黒蔦屋書店にて7月20日より開催中。フォトグラファー・横山マサトが撮り下ろした26枚の写真が店内に掲載されているほか、本編映像を今回のために津田監督が特別編集した映像の上映や、映画のムビチケやオリジナルステッカーも販売しています。
©「Daughters」製作委員会
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「Daughters」2020年9月18日(金)より東京 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
daughters.tokyo配給: イオンエンターテイメント