元ちとせが、2005年より夏の時期に期間限定で行なっている、
坂本龍一プロデュース曲「死んだ女の子」の配信を2020年も開始しています。
「死んだ女の子」は、トルコ出身の詩人ナジム・ヒクメットが、広島での原爆の悲惨さと戦争に反対する切なる気持ちを、原爆の火に焼かれてしまった女の子に成り代わって書き綴ったという作品。その詩の日本語訳詞(訳詞: 中本信幸)を歌詞として、
外山雄三が作曲、坂本龍一がプロデュースを手掛け、原爆投下から60年の2005年8月6日に広島の原爆ドームの前で行なわれた、坂本と元による「死んだ女の子」のパフォーマンスが大きな話題を呼び、同年より期間限定で毎夏、配信リリースが続いています。この曲の強いメッセージが多くの人々に届くようにと、終戦から75年となる2020年8月にも期間限定で楽曲配信がスタートしました。
2015年にリリースされた元の『
平和元年(へいわがんねん)』は、“忘れない、繰り返さない”というコンセプトのもと、「今こそもう1度、平和を真剣に考える年になって欲しい」という平和への思いが込められたカヴァー・アルバムで、その作品性の高さから〈第57回日本レコード大賞〉企画賞を受賞。「死んだ女の子」は同作に収録されており、アルバムとしての配信はされているものの、単曲での配信は、毎夏、期間限定となっています。
例年同様、今回の配信も、その売上の一部はユニセフ(国際連合児童基金)に寄付されます。なお、本配信はサブスクリプション配信には対応していないとのこと。
また、8月9日(日)に放送される、
関ジャニ∞による音楽バラエティ番組「関ジャム 完全燃SHOW」の「なぜ心が掴まれる?奄美大島の音楽とは?」回にトーク&パフォーマンスゲストで出演も決定。奄美大島出身のシンガー・
城 南海と共に、奄美シマ唄に関して実演を交えて解説する内容となっています。
さらに、恒例の音楽フェス〈Augusta Camp〉も、2020年は初のオンライン開催が決定。あわせて、同イベントにて披露された、2018年回のフルバンド編成での「
ワダツミの木」と2019年回の
松室政哉と
村上紗由里も参加した、2018年作『
元唄(はじめうた)〜元ちとせ 奄美シマ唄集〜奄美シマ唄』収録の「豊年節」のパフォーマンス映像がYouTubeにて8月限定で公開されています。
■2020年8月1日(土)〜31日(月) 期間限定配信中
元ちとせ
「死んだ女の子」erj.lnk.to/1w882v■
Augusta Camp 2020 supported by いいちこ9月26(土)27(日) 2days オンライン開催
出演者: 杏子 / 山崎まさよし / 岡本定義(COIL) / あらきゆうこ / 元ちとせ / スキマスイッチ / 長澤知之 / 秦 基博 / さかいゆう / 浜端ヨウヘイ / 竹原ピストル / 松室政哉 / DedachiKenta
www.office-augusta.com/ac2020■
テレビ朝日「関ジャム 完全燃SHOW」出演8月9日(日)23:00〜23:55放送
「なぜ心が掴まれる?奄美大島の音楽とは?」回
トーク&パフォーマンスゲストで出演