ヘルシンキのスオメンリンナン・スタジオで2020年2月に録音した新曲「ノー・フラッグ」と「ヘティ・オハラ・コンフィデンシャル」を立て続けにリリースした
エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)が、ニュー・アルバム『ヘイ・クロックフェイス』(CD UCCO-1224 2,600円 + 税)を10月30日(金)に発表します。新作はヘルシンキ、パリ、ニューヨークの3都市で録音。すでに公開されている2曲と同様、ヘルシンキで録音された新たな先行シングル「ウィ・アー・オール・カワーズ・ナウ」が、ミュージック・ビデオとあわせて公開されています。
コステロは、これまでに公開されている3曲をヘルシンキで録音した後、パリに移動し、レ・ステュディオ・サンジェルマンで盟友
スティーヴ・ナイーヴ(p, og, メロトロン, メロディカ)を中心としたLe Quintette Saint Germain(ル・クインテット・サン・ジェルマン)とともに週末セッションを行ないました。コステロが名づけたこのクインテットは、このセッションのために集められたミュージシャンで構成されており、ナイーヴとミカエル・ガシェ(tp, flh, serpent)、ピエール=フランソワ“ティティ”デュフール(vc)、アジュ(ds, perc, high harmony)、リード奏者のルノー=ガブリエル・ピオン(b-cl, Bb-cl, ts, b-fl, English-horn)の5人。パリでのセッションについてコステロは「ヴォーカル・ブースから指示を得ながらスタジオのフロアで歌を歌った」「2日間で9曲を仕上げた。僕たちはほとんど話すことはなかった。ミュージシャンが演奏した曲のほとんどは、僕が歌っている曲に自然に反応したものだった。いつかパリでこんな風にレコーディングしたいと夢見ていたんだ」と語っています。
ニューヨークでのセッションは、コンポーザー / アレンジャー / トランペッターの
マイケル・レオンハートがプロデュースを務め、ギタリストの
ビル・フリゼールと
ウィルコの
ネルス・クラインも参加しています。「レコードのジャケットに "Helsinki-Paris-?????? "と書きたかったんだ。香水か広告代理店のようにね。"ロンドン"が第三の都市の可能性もあったけど、ロンドンは僕にとって永遠の街、また行くこともあるだろう。マイケルが絶妙なタイミングでニューヨークからこの音楽を送ってきてくれた。それは、ヘルシンキとパリのセッションの両方の要素と結びついていたので、これが加わり絵を完成させてくれたんだ」