7月にニュー・アルバム『Unfollow The Rules』を発表したシンガー・ソングライターのルーファス・ウェインライト（Rufus Wainwright）が、過去のアルバムをフィーチャーした配信ライヴ・ツアー〈A Rufus-Retro-Wainwright-Spective Tour 2020-2021〉を10月10日（土）から開催します。米ロサンゼルスにあるウェインライトの自宅から、ゲスト・ミュージシャンを交えて行なわれる計18公演のツアーは毎週土曜日（現地時間の毎週金曜日）に開催。公演終了後から1ヵ月間視聴できる見逃し配信もあります。

　ツアー初日の10月10日に披露するのは、1998年のデビュー・アルバム『ルーファス・ウェインライト』のパート1。1枚のアルバムを2週にわたって披露し、その後『ポーゼス』（2001年）、『ウォント・ワン』（2003年）、『ウォント・トゥ』（2004年）と年内は11月28日（土）までの公演が予定されています。2021年の公演詳細は後日発表。また、4公演分がセットになったお得なマンスリー・パスには、公演後に隔週で開催されるウェインライトとのチャットに参加できる特典が付いています。

［コメント］
特別な時には特別なアーティステックなアイディアが必要です。また、そこにはリーダーシップそして結束が求められますが、今アメリカは最もかけ離れた状況にあります。そこで、私はミュージシャンとして我々の考えやビジョンを「声」を通して世界に届けたいと思いました。
これから数ヶ月に渡り、私の8枚のオリジナル・アルバムにある全ての楽曲、デビュー作『ルーファス・ウェインライト』から『アンフォロー・ザ・ルールズ』に収録されている最後の曲まで、私の自宅のあるロスのローレル・キャニオンから演奏していきます。この素晴らしい企画にはギター、ピアノで素敵なミュージシャンも参加してくれます。長年ライヴで演奏することのなかった楽曲の数々を新しいアレンジでお届けします。美術館の世界ではこれをキャリア中期の回顧展とでも呼ぶでしょう。そして私にとってはこれは、さらに未来へと前進していくために必要なことなのです。過去を振り返り、未知なる旅の始まりです。
私の今までの全ての作品を楽しむ事の出来る、音楽の旅に是非一緒に参加してください。
――ルーファス・ウェインライト