デビュー40周年を迎えた
佐野元春が提唱して発足した、音楽制作者支援を目的としたオンライン・イベント〈SAVE IT FOR A SUNNY DAY〉の一環として上映されている〈佐野元春40周年記念フィルム・フェスティバル〉シリーズ。第4回目として、10月21日(水)に佐野元春 with THE HEARTLAND 1991アンプラグド・ライヴ〈Goodbye Cruel World(さようなら残酷な世界)〉が上映されます。
同ライヴは、1991年4月1日にスタートした、日本で初めての民間衛星放送“WOWOW”開局記念番組の一環として、スタジオ・セッションが衛星を通じて放映された佐野元春 ウィズ・ザ・ハートランドによる無観客ライヴ。収録は1991年3月1日、場所は、東京・木のアトリウム。セッションは深夜から早朝にかけておこなわれ、演奏曲は「クエスチョンズ」「ジュジュ」「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」など全10曲。
〈Goodbye Cruel World−さようなら残酷な世界〉と題されたこのライヴの直前には、中東での湾岸戦争が勃発し、国内外の緊張を背景としたセッションに。佐野とバンドはこの番組のためにオリジナルに編曲を加え、当時国内ではまだ先駆的な試みだった、アンプラグド・スタイルで演奏。撮影・監督は林 渉が担当、ファンの間では長らくパッケージ化が望まれていたレアなライヴの記録です。
配信は、ライヴ番組の感覚で届ける一回限りのストリーミング特番。当日は、セレクトショップ・ブランドBEAMSとのコラボレーションによる、オリジナル・ウェア、グッズも併売、上映と合わせてその収益は、佐野が提唱する「SAVE IT FOR A SUNNYDAY」を通じて、コロナ禍で困窮する音楽制作者支援の基金として役立てるとのことです。