ファンカデリック 2005/05/06掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
当HPで以前お伝えしていた
ファンカデリック初期作リイシュー。6月17日にはPヴァインから国内盤のリリースも予定されております! ラインナップは『ファースト・アルバム(Funkadelic)』から『テイルズ・オブ・ザ・キッド・ファンカデリック(Tales Of Kidd Funkadelic)』までのWestbound時代8作品。内容に関しても海外盤同様、ボーナス・トラックがふんだんに収録され、価格は各タイトル\2,100(税込)というお求めやすさ。同じ時期に並行して活動していた
ジョージ・クリントンによる
パーラメントとはコンセプトを別にし、ドロドロとした濃ゆいファンクを聴かせるファンカデリック。
ジミ・ヘンドリックスや
スライ&ザ・ファミリー・ストーン的なブラック・ロックを堪能されたい方にオススメのリイシューといえるでしょう。
その8タイトルを簡単に説明すると……
『ファースト・アルバム(Funkadelic)』PCD-17056
記念すべきファースト。ファンク+サイケデリック=ファンカデリックというコンセプトのもと、粘っこいグルーヴが聴ける。
『フリー・ユア・マインド(Free Your Mind...And Your Ass Will Follow)』PCD-17057
前作につづいて、同じ年(70年)にリリース。ジミ・ヘンドリックスばりのハードなギターがうなる曲のほか、エコー、テープの逆回転などを駆使、アシッド度の強い1枚。
『マゴット・ブレイン(Maggot Brain)』(写真)PCD-17058
ハードなギター、ファンクのリズムといった基本要素のほか、さまざまなアイディアが盛り込まれ、ファンカデリックの思想が感じられる1枚。
『アメリカ・イーツ・イッツ・ヤング(America Eats Its Young)』PCD-17059
リリース当時LP2枚組。ベースに
ブーツィ・コリンズが参加、強力なファンク・ナンバーを収録。ただしファンクだけでないドロドロとした雰囲気が全編を覆う。
『コズミック・スロップ(Cosmic Slop)』PCD-17060
タイトルに“宇宙”を仕込み、さらにコンセプチュアルなものとなった5作目。本作以降ジャケット・デザインは、ペドロ&ブルース・ベルによるものに。
『スタンディング・オン・ザ・ヴァージ・オブ・ゲッティング・イット・オン(Standing On The Verge Of Getting It On)』PCD-17061
エディ・ヘイゼルからマイケル・ハンプトンにギターが替わり、よりロック色が強まった名作。
『レッツ・テイク・イット・トゥ・ザ・ステージ(Let's Take It To The Stage)』PCD-17062
パーラメントでの名盤『マザーシップ・コネクション』と同時に制作していた7作目。初期のドロドロな雰囲気に比べ、かなりすっきりとしたファンク・ロックへと変化。
『テイルズ・オブ・ザ・キッド・ファンカデリック(Tales Of Kidd Funkadelic)』PCD-17063
Westbound時代最後の作品。ブーツィ・コリンズのベースがうなる「undisco kidd」ほか。前作の延長上にあるファンク・ロックを展開。