世界最大級のオンラインエンターテインメントサービスを提供するNetflixが、映画「フェイフェイと月の冒険」を10月23日(金)より独占配信。その配信を一週間後に控える中、10月15日にオンラインライヴ&トークイベントが実施されました。ゲストは、デビュー曲「夜に駆ける」以降ヒットを飛ばす
YOASOBIのikuraとしても活動し、本作の日本語版エンド・クレジット・ソング「ロケット・トゥ・ザ・ムーン〜信じた世界へ〜」を歌う幾田りらと、本作の監督を務める
グレン・キーンが製作総指揮を務めた『
塔の上のラプンツェル』でラプンツェルの声優を務め、キーン監督と対面したこともある、アニメーションに精通するタレント・女優の中川翔子が登場しました。
本作は、ディズニー・アニメーションの大ヒット作『
美女と野獣』『
アラジン』『塔の上のラプンツェル』などを手掛けてきた伝説のアニメーター、グレン・キーンが初長編監督を務める、夢と感動のファンタジー・アドベンチャー。幼い頃から“月には女神がいる“という伝説を信じ続ける少女フェイフェイが、月への幻想的な冒険へと旅立つ物語です。
本作の世界観に合わせ、幻想的でカラフルな月の世界を再現したプラネタリウムの会場を目にした幾田は、「月の世界の色合いも再現されていて、すごく綺麗です!」と美しさに目を奪われながら感想を語りました。中川も、「素敵すぎます!映画とそっくりですね!」と驚きと喜びを隠せない様子。初対面の2人は互いの印象について、幾田は「私、ラプンツェルが大好きで、小さいときにずっと見ていて、お会いできて本当に嬉しいです。ラプンツェルそのまんまです!」と喜びを打ち明け、中川は「私こそお会いできて興奮してます。最近ずっと、昭和歌謡とアニソンだけでずっと生きてきたんですけど(笑)、新しい音楽聴くぞモードになっていて、真っ先にYOASOBIをずっと聴いてたんですよ!YOASOBIのikuraちゃん様ですよ〜!すごい!」と大興奮し、YOASOBIにハマっているという事実も告白。初共演ながら、実は互いにリスペクトを抱いていたことが明らかになりました。
本作の感想について聞かれると、ディズニー・アニメーションが子供の頃から大好きで、プリンセス映画も数多く観てきたという幾田は、「グレン・キーンさんが描かれた『美女と野獣』『リトル・マーメイド』も観させていただいていたんですけど、アニメーションがとっても綺麗で、目を奪われました」と流石のプリンセス好きならではの感想が。続いて中川は、「ラプンツェルのアフレコをさせていただいたときに、アメリカのディズニー・スタジオにもお邪魔したんです。キーンさんは、世界で公式にミッキーを描いて良い3人のひとりで、そんな方が、私の目の前でラプンツェルとミッキーと私の絵を描いてくださったんですよ!キャラクターを描いていらっしゃるときは少年のような顔になられていました。本作も愛や夢がぎっしり詰まっていて、観ると夢が叶っちゃいそうな素敵な映画でした!」と、キーン監督との貴重なエピソードも明かしつつ、高い熱量の感想を語りました。
作品の中で共感したポイントについて、中川からは「やりたいと思っていることは、ふわっと思っているだけじゃなくて、何か行動することが大事なんですよね。私も昔、深海に行きたいなって思っていたのをブログに書いたんですよ。そしたら2年後に、潜水艦で深海に行く夢が叶ったんですよ!本作を観ても、とりあえず動かなきゃなって改めて思いました」と、中川らしい独特のエピソードを明かしました。続いて幾田からは、「私がシンガーソングライターとして曲を書きたいと思ったのが、ちょうどフェイフェイと同じ12歳くらいの頃なんです。年齢を重ねると、周りと違う夢を追いかけることの迷いが生じたりして、背負わきゃいけないものができることもあると思うんです。フェイフェイの突き進んでいく姿を見て、自分を信じていれば絶対叶うんだ、というのを改めて教えてもらいました」と、あまりに大人なコメントに中川も思わず、「しっかりした娘さんじゃの〜!感動しちゃいました!20歳でこの仕上がり!リアルフェイフェイじゃないですか!(笑)」と驚きのツッコミを入れました。
さらに、フェイフェイを中心とした家族の絆の物語でもある本作にちなみ、家族の話題に。幾田は「シンガーソングライターになりたいと思ったきっかけが父なんです。父が母に、“ホワイトデーに曲をプレゼントしたいから、バレンタインデーは歌詞を作ってほしい”と言っていて、母が歌詞を作って父がお返しで曲をプレゼントする、というのを間近でその光景を11〜12歳くらいのときに見て、自分の言葉で作り出される曲だと、こんなにも温かみがあるんだなと思ったんです」と打ち明けると、中川も思わず、「キュンするわ〜!ラブラブなんですね」と大興奮。幾田のルーツとも言えるような家族との貴重なエピソードも飛び出しました。中川からは「うちは早くに父が亡くなってしまって。そんな中で母が、こんな時こそディズニーだ!と言って、海外のディズニーランドに連れて行ってくれたんですよ。未だに友達みたいに何でも話しますね」と、まるでフェイフェイのように母親とは固い絆で結ばれていることがわかるエピソードも披露しました。
そして遂に、幾田による本作の楽曲「ロケット・トゥ・ザ・ムーン〜信じた世界へ〜」のライヴ歌唱!初めはしっとりとしながらも、その奥に力強さも込められた歌声で、後半では徐々に、まるでフェイフェイが月に向かう様子が目に浮かぶような、強い意思を感じさせる圧巻の歌唱を披露。配信を見るファンからの興奮と熱狂が画面越しにも伝わってくるほどのパフォーマンスを見せ、YOASOBIのイメージとはまた一味違うミュージカル調の歌唱となり、幾田のアーティストとしての才能の幅広さを感じさせる瞬間となりました。中川は、「一生モノの体験を浴びちゃいました!YOASOBIの時とも雰囲気が変わりますね!」と語るほど大興奮。パフォーマンスを終えた幾田は、「プラネタリウムの素敵な空間で歌えて嬉しかったです。主人公の気持ちをよりそのまま歌う、というのが今回のミュージカルの特徴なのかなと思います」と語り、YOASOBIの時とは少し毛色が異なることについて解説。ミュージカルへの出演歴もある中川も「今年、コロナ禍になって、ソーシャルディスタンスを取りながら久々のミュージカルに出演させていただいたときに、仕事やミュージカルの舞台や、歌に対しての概念がガラッと変わったこともあって、なんて尊い時間なんだろう…歌って素敵!歌って生きている感じがする!とすごく思ったので…見ていてもう泣きそうです・・・!」と少し涙を浮かべながら興奮気味に語りました。
そんな中、なんとキーン監督から、幾田にはサプライズで、彼女の歌唱に対するメッセージVTRも上映!まさかの出来事に驚きを隠せない様子の幾田ですが、キーン監督からは、「本当にすばらしいと思います。不可能を可能にするというフェイフェイのひたむきさを表現してくれました。フェイフェイがどんな子なのか、歌声から伝わってきます。りらさん、ありがとうございます。期待通りの日本語版エンド・クレジット・ソングです」と、これ以上ないほどの大絶賛コメントが。幾田もまさかのメッセージに喜びを隠せない様子で、キーン監督がイメージしていた歌声を実現させた幾田の新しい才能すら感じさせる瞬間となりました。
イベントのラストでは、幾田の美しい歌声と、本作の月へ出発する圧巻のシーンや、月の幻想世界などの本編映像がミックスされた“楽曲スペシャル映像”も初解禁。SNS上でも熱狂的な盛り上がりを見せる中、イベントは終了しました。