中山美穂が、デビュー35周年記念アルバム『All Time Best』(初回限定盤 2CD + Blu-ray KICS-93968〜9 7,000円 + 税 / 通常盤 2CD KICS-3968〜9 3,500円 + 税)を12月23日(水)にリリースします。
『All Time Best』は、40曲が収録され、初回限定盤には、1986年に東京・中野サンプラザで行なわれたコンサート映像〈VIRGIN FLIGHT ‘86 MIHO NAKAYAMA FIRST CONCERT〉HDリマスタリング版や、「君のこと」のミュージック・ビデオを収録したBlu-rayが付属します。
1985年のデビュー曲「C」ほか、「
生意気」、さらに初主演映画「BE-BOP-HIGHSCHOOL」の同名主題歌「
BE-BOP-HIGHSCHOOL」の初期3作は、いずれも
筒美京平、
松本 隆のゴールデン・コンビによるものです。中山が歌手デビューした1985年前後はアイドル歌謡、ポップスの全盛期で、上記3作のヒットを放ち1985年の〈第27回日本レコード大賞〉で“最優秀新人賞”を獲得しています。
また、
竹内まりやの作詞・作曲による4作目の「
色・ホワイトブレンド」では、前3作のイメージを超え、等身大の楽曲でさらに人気を博し、その後、再度、筒美&松本とのコンビによる「
ツイてるねノッてるね」、「
WAKU WAKUさせて」、「
派手!!!」といった作品で歌手としての魅力を、さらに開花させました。
キャッチーな楽曲を伸びやかに歌う中山にとって、シングルとして初めてのバラード、
角松敏生のプロデュースによる「You’re My Only Shinin’ Star」がヒットし、その年の第30回〈第30回日本レコード大賞〉で“金賞”を受賞して以降、ミディアム調の「ROSÉCOLOR」など、大人の女性としての魅力も発揮。
杏里、
吉元由美による「VIRGIN EYES」や、
飛鳥による「Midnight Taxi」などでのニュー・ミュージック的な作品もリリースしています。この時期に中山は「セミスウィートの魔法」のカップリング曲「Save Your Love」でシングル作詞家としてデビュー。
1992年には「
世界中の誰よりきっと」がミリオン・ヒットとなり、ロングセラーから幅広いファン層の支持を獲得しました。歌が持つ力、そしてその表現の可能性と向き合い続ける中山の魅力が、唯一無二のアーティストとして輝き続ける理由だと感じる1枚となっています。
Photo:KENSHU SHINTSUBO