細野晴臣のワールド・ミュージックの先駆的名盤『omni Sight Seeing』とアンビエントの名作『MEDICINE COMPILATION』が、砂原良徳による最新リマスタリングで、11月4日(水)にSACDハイブリット(『
omni Sight Seeing』 CD MHCL-10136 3,000円 + 税 / 『
MEDICINE COMPILATION』 CD MHCL-10137 3,000円 + 税)と配信でリリース。
1989年に発表された『omni Sight Seeing』は、当時世界各地を巡り、ワールド・ミュージックの先導的な役割を担っていた細野が、80年代後半に掲げていた“観光音楽”の集大成となるアルバム。さながら音楽で世界旅行を体験するかのようなエレクトロニック・ポップの傑作。
1993年作『MEDICINE COMPILATION』は、
矢野顕子とのデュオ・ヴォーカルによるセルフカヴァー「HONEY MOON」や、ファンク色が光る「AIWOIWAIAOU」など歌声が躍動する名曲も収録された名作として知られています。
リイシューにあたり、リマスタリングを担当したのは、“まりん”こと
砂原良徳。砂原は2019年にリイシューされた『はらいそ』『
フィルハーモニー』のリマスタリングも担当しています。
また、今回のリイシューに際し、「サウンド&レコ―ディングマガジン」1983年4月号と1989年9月号の「細野晴臣特集記事」が、サウンド&レコ―ディングマガジンのWEBにて掲載。当時の細野晴臣のインタビューを通じて本作を知ることができる貴重な内容となっています。
今回のリリースにより、アルファレコード時代とエピックソニーレコード時代の細野晴臣ソロ・アルバム名盤4作が、最新リマスタリング盤としてラインナップされました。細野を敬愛するカナダのシンガー・ソングライターの
マック・デマルコが「HONEY MOON」をカヴァーするなど世界的な評価が高まる中、『omni Sight Seeing』と『MEDICINE COMPILATION』については、最新リマスタリング盤での世界配信も実現しています。
なお、「レコードの日」が開催された11月3日にSPEEDSTAR RECORDS(Victor)と Sony Music Directからレーベルの枠を超えて同時発売された細野作品のアナログ盤『HoSoNoVa』(2011年作)、『Heavenly Music』(2013年作)、『Vu Ja De』(2017年作)、そして『omni Sight Seeing』、『MEDICINE COMPILATION』の5作品と、カセット発売の「花に水」(1984年作)も発売中です。