ロック・ギターに革命を起こし続けた、不世出の天才ギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレンが10月に急逝した後、ヤング・ギター12月号にて新規の取材記事を中心に構成された追悼特集を組んだところ、発売直後から品切れ店が続出。入手困難な状況が続いたことを受け、月刊誌としては異例の緊急再版を決定しています。

　その12月号では、TOTOのスティーヴ・ルカサーやB’zの松本孝弘など生前のエディと交友のあったギタリストたちの独占インタビューをはじめ、詳細なバイオグラフィやディスコグラフィ、愛用してきた伝説のギター紹介、エディの発言録、代表ナンバーのギター・スコアなど、合計150ページを超える大特集が組まれ、天才ギタリストの軌跡をじっくりと辿ることができます。

　エディが、初めてヤング・ギターの表紙を飾ったのは、2枚目のアルバム『伝説の爆撃機』をリリースした時期に重なる1979年1月号。同号の表紙にはラリー・カールトン、ラリー・コリエルなどの名前があることから、当時フュージョンがブームだったことが窺い知れます。その後、約40年もの間に27回も表紙を飾った事実からも、エディが時代を超越したスーパー・ギタリストだったことが分かります。そして、今回の重版を記念して、歴代ヤング・ギターのエディ表紙号、全27冊の紹介動画がYOUTUBE MUSIC LIFE CHANNELでアップされました。そのバックには、ヤング・ギター12月号で直伝奏法講座を担当した、“寝屋川のヴァン・ヘイレン”ことSATSUMA3024によるエディへのオリジナル・トリビュート・ナンバー「LEGEND OF BOMBER」が使用されています。