1993年の初公開から28年。2020年夏、約4万人を動員した前作『機動警察パトレイバー the Movie 4DX』に続いて、『機動警察パトレイバー2 the Movie』が体感型シアター4DXで公開が決定。
『
機動警察パトレイバー』は、1988年にOVA(初期OVA)シリーズがスタート。その後、コミック連載(週刊少年サンデー)、TVシリーズ、劇場作品、OVA(新OVA)と、メディアを拡大しつつ、斬新なプロモーションで、いまなおファンを熱狂させ続けている大ヒット・シリーズ。今回4DXで公開が決定した『機動警察パトレイバー2 the Movie』は、TVシリーズ放送、新OVA発売後の1993年に公開されたシリーズ劇場作品2作目です。
監督は『機動警察パトレイバー the Movie』で力量を遺憾なく発揮した
押井守。脚本は
伊藤和典、キャラクターデザインは高田明美・
ゆうきまさみ、メカニックデザインは
出渕裕と、メインスタッフは『パトレイバー』の原作“ヘッドギア”が担当。そして作画監督には
黄瀬和哉、美術監督は小倉宏昌など、前作で近未来の世界観を見事に構築したスタッフが引き続き参加。加えて、
河森正治、
カトキハジメがメカデザインとして参加。音楽は
川井憲次が引き続き担当、強力なスタッフが顔を揃えています。声優陣は、
冨永みーな、
古川登志夫、
大林隆介、
榊原良子、
千葉繁、
阪脩など特車二課メンバーに加え、キーパーソンとなる2人の男に、俳優・監督として活躍する
竹中直人、押井監督の『
天使のたまご』に声優として参加した個性派俳優・
根津甚八が参加。レギュラー陣の声優とともに凄まじい演技を披露しています。そして今回、4DXを支えるサウンドは、立体音響用として1998年に制作された“サウンドリニューアル版”。再アフレコは管制官など一部が修正されたのみですが、音楽はシンセサイザーをオーケストラや生のコーラスに変更して再収録されたものが使用されています。“サウンドリニューアル版”はこれまでイベント上映など数回しか上映されておらず、全国的な映画館での上映は初。劇場の大画面 + 立体音響 + 4DXならではの演出を体感できるチャンスです。
また、冒頭のPKOのシーンをはじめ、戦闘ヘリによる東京空爆、クライマックスの地下坑道での激しい戦闘シーンはもちろん、レイバーシミュレーターや船、車などの搭乗感覚は4DXならではの効果が期待できます。そして注目の演出は“雪”。本作のヒロイン・南雲しのぶが柘植行人に会いに行くシーンはドラマチックに雪が降り始めますが、4DXでどう演出されているか注目です。
なお、『機動警察パトレイバー2 the Movie 4DX』公開に先立ち、『機動警察パトレイバー the Movie』(通常版)の劇場公開も1月29日(金)から行なわれることが発表されています(
※4DXではなく通常版です)。
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