ディズニー&ピクサー最新作『ソウルフル・ワールド』で音楽を担当して注目される
ジョン・バティステ(Jon Batiste)が、ニュー・アルバム『
ウィー・アー』を3月19日(金)に発表します。このアルバムからの先行シングル「アイ・ニード・ユー」がリリースされ、ミュージック・ビデオが公開されています。
カミラ・カベロや、
Jay-ZのMV監督も務めるアラン・ファーガソンが総指揮を行ない、エミー賞ノミネートの芸術監督・振付師ジャメル・マクウィリアム(
ジョン・レジェンド、
ジャネル・モネイの振付けを担当)が振付けを手がけたミュージック・ビデオは、バティステが訪れた美術館を舞台に繰り広げられるファンタジー。1920〜40年代の米ハーレムでのスイング・ダンスにオマージュを捧げ、当時流行した映画のエッセンスを加えた仕上がりで、バティステは
リトル・リチャードや
ジェームス・ブラウンを連想させるストーリーのリードマンと、バンド・リーダーの一人二役を演じています。
この楽曲は、ソングライターのオータム・ロウ、プロデューサーのキッゾとタッグを組んで制作・作曲され、20世紀初頭に黒人ミュージシャンの中で愛されたサウンドに、現代ポップ的なプロダクションとヒップ・ホップのストーリーテリングが融合されたジャンルレスなもの。幅広い音域を縦横無尽に飛び回るバティステのヴォーカルが、ピアノとサックスの波に飛び込む爽快チューンです。ジョン・バティステはこの曲について「この曲は世間の雰囲気を浄化する、2020年以降の世界を包み込む温かいハグのようなものです。さあ、バイヴスを取り戻しましょう!」とコメントしています。
アルバム収録曲の大半は、彼が音楽監督とバンド・リーダーを務めるCBSの人気トーク番組『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』の楽屋でロウとキッゾとともに作曲され、米ニューヨーク、ロサンゼルス、そして彼の故郷であるニューオーリンズでレコーディングされました。彼のルーツであるブラック・ミュージックへのラブレターでもあり、
メイヴィス・ステイプルズ、
クインシー・ジョーンズ、ザディ・スミス、
マルーン5のメンバーである
PJモートン、
トロンボーン・ショーティ、セント・オーガスティン高校のマーチング・バンド、バティステの父であるマイケル・バティステなど、多くのアーティストが参加しています。
©Louis Browne