松坂桃李が主演を務める映画『あの頃。』が、2月19日(金)より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー。本編映像が公開されています。
本作は、
神聖かまってちゃんの元マネージャー・
劔樹人による
ハロー!プロジェクトへの熱い愛と、大切な仲間たちとの出会いと別れを描いた自伝的青春コミックエッセイ『あの頃。男子かしまし物語』(イースト・プレス刊)を実写映画化したもの。ハロー!プロジェクトのアイドルにのめり込んでいく主人公・劔(つるぎ)を演じるのは、『
娼年』、『
新聞記者』などの話題作で様々な役柄に果敢に挑み続ける松坂桃李。
藤本美貴の魅力を熱く語るプライドが高くてひねくれ者のコズミン役には『
今日から俺は!!劇場版』での今井役が記憶に新しい
仲野太賀。
石川梨華推しでリーダー格のロビ役に
山中崇、痛車や自分でオタクグッズを制作する西野役に
若葉竜也、CDショップの店員で、劔がオタク仲間と出会うきっかけを作るナカウチ役に
芹澤興人。そして、ハロプロ全般を推すイトウ役に、本作が映画初出演となるお笑いコンビ・
ロッチの
コカドケンタロウ。映画、ドラマ、舞台と幅広い分野で活躍する実力派俳優陣が集結しました。そのほか、
大下ヒロト、
木口健太、
中田青渚、
片山友希、
西田尚美ら若手演技派からベテランまで魅力的なキャストたちが脇を固めます。
メガフォンをとるのは、『
愛がなんだ』や『
mellow』、『
his』など次々に話題作を発表している
今泉力哉。脚本は、これまで『
南瓜とマヨネーズ』、『
素敵なダイナマイトスキャンダル』などで監督・脚本を手掛けてきた
冨永昌敬が務めます。
このたび公開されたのは、松坂桃李演じる主人公・劔(つるぎ)をはじめとした「恋愛研究会」のメンバーたちの日常を描いた思わずクスリと笑ってしまう劇中の3つのシーンを繋いだ本編映像。「貰っちゃっていいんですか篇」は、コカドケンタロウ演じるイトウのグッズにまみれた狭い部屋に集まり、初めて部屋に遊びに行った劔を囲むメンバーたちのおかしなやり取りが垣間見えます。「推しあるある篇」は、とあるアイドルのイベントに参加した劔とコズミンの会話が切り取られています。不器用過ぎて想いを伝えることができないことをコズミンにまくしたてられ、半べそになりそうな劔が何とも情けないです。「いい湯だな篇」では、休日に集まって銭湯に行き、湯船につかって6人並んで騒ぐ様子が描かれます。会話自体は、はたから見るとくだらなさすぎるものですが、大きな声でおもいきり笑う彼らの表情には1ミリも偽りがありません。毎日のように集まって、大好きな“推し”を語り、くだらないことで時間を共有する日々。そんな時間を過ごしている最中は、何の根拠もなく、それが永遠に続いていくような気がしてしまいます。大して意味も感じていなかった“あの頃”は、時間が経ち過ぎ去ってから振り返ると最高に愛おしく、何年経っても、何度思い出しても、きっと色あせることはありません。観る人の心の奥にある“あの頃”、そして“今”を輝かせる彼らの姿を映し出した本編映像となっています。
©2020『あの頃。』製作委員会