より荘厳になったスタイルと鋼鉄魂を見事に構築した
ストームウインド(STORMWIND)の6枚目のアルバムとなる『
ライジング・シンフォニー』(2003年)の最新リマスター・リイシュー盤が登場。4月28日(水)にリリースされます。
イングヴェイ・マルムスティーンのバンドへ移ったパトリック・ヨハンソンの代役ドラマーとして
ハンマーフォールのデイヴィッド・ウォリンを迎えた6thアルバム『ライジング・シンフォニー』は、メロディックなメタル・アルバムとして今もなお高く評価されています。
壮麗なイントロで幕を開け、ガッツあふれる疾走メロディック・メタル・チューンが炸裂。正統派らしい彼等のメロディとキャッチー性が心をくすぐります。スリリングなトーマスのギターとカスパーのシンセとのバトルもいい仕上がりに。各要素がうまく調和を見せたクオリティ高いアルバムと言えます。
クイーンの『
華麗なるレース』(76年)に収録されている「White Man」のカヴァー・ヴァージョンを収録。
メロディック・メタルにパワー・メタルを加味した彼等の音楽性。透明感ある磨きのかかったトーマスのヴォーカルを軸に、ドラマティック性、スピード、クラシカルなエレメントを集約した彼等のサウンドはこのアルバムで、北欧様式美HMを代表する域へと到達したといっても過言ではないはずです。
ストームウインドはスウェーデン人のネオ・クラシカル系ギタリスト、トーマス・ウルフによって活動を開始(元極真空手のチャンピオンとしても有名)。『Straight From Your Heart』(1996年)でデビューすると叙情的なハード・ロック・サウンドが話題を呼び、ヨーロッパと日本で注目され、4作目の『
レザレクション』(2000年)でその人気を決定づけました。現時点でこの作品が最後のスタジオ・アルバムとなっています。
■2021年4月28日(水)発売
ストームウインド
『ライジング・シンフォニー』
CD BKMY-1105 2,273円 + 税