3月3日(水)にリリースしたアルバム『
SKA=ALMIGHTY』が好評を博している“スカパラ”こと
東京スカパラダイスオーケストラが、俳優の
ムロツヨシが演出する舞台『muro式.がくげいかい』のテーマ曲を手掛けることを発表。
『muro式』は、『
大恋愛〜僕を忘れる君と』『
今日から俺は!!』『
親バカ青春白書』などのドラマや映画のほか、バラエティ番組『
LIFE!〜人生に捧げるコント〜』で多くのキャラクターを務めるなど、シリアスからコメディまで幅広い役柄を演じて人気を博しているムロツヨシが、自身の演出で“やりたいことをやりたい脚本家・役者とやる”をコンセプトに、ライフワークとして2008年からスタートした人気の舞台公演。2012年にムロツヨシがパーソナリティを務めていたラジオ番組に、ムロツヨシの大ファンのスカパラの
NARGO(tp)と
大森はじめ(perc)がゲスト出演したのを機に交流を深め、2013年に開催したスカパラの〈STAND OUT!〉ツアー初日公演終演後、同公演に来場したムロツヨシが「いつか自分の舞台のテーマ曲をスカパラさんに手掛けてもらうのが夢です!」とスカパラのメンバー全員の前で“夢”を投げかけていました。それから7年後の2020年に報道番組のインタビューでトラック公演を開催することを突如発表したムロツヨシの言葉を耳にしたスカパラのメンバーが、「ムロさんがライヴに来てくれたとき〈いつか舞台のテーマ曲を手掛けてもらうのが夢です!〉って言ってくれたけど、スカパラでよかったら作るよ!」と逆提案したことで、7年越しの“夢”が実現することとなりました。
テーマ曲は、スカパラとムロツヨシが綿密な打ち合わせを行なって制作し、何度となく意見を交わしながら完成に向かって進んでいるとのこと。スカパラとムロツヨシの両者の“夢”の結実となるテーマ曲が、どのような形で『muro式.がくげいかい』を彩るのかに注目です。
ムロツヨシは「舞台をつくってます。なにが正解かなんて分からず、つくってます。どの舞台にも必ずある音楽。20年ほど、舞台をつくって、後悔したり喜んだり。そこに憧れの人、グループ、誰か。参加してもらえるような舞台人になりたいと思って、思って今、45歳。東京スカパラダイスオーケストラさんにお願いしたのが数年前。それはハッタリでした。ヘラヘラ笑って叶わなくても言う人間でした。覚えてくれていたスカパラさんから、そんなハッタリ、面白いよね、と。飛びついた今、必ずや、新しいmuro式、新しい今やれる演劇と音楽。やってみせたい、と言いきってみせます。ハッタリかどうか、舞台を観に、音楽を聞きに、確かめに、来てください」とコメント。
対して、スカパラの
谷中敦は「何年か前にムロさんがスカパラのライヴに来てくれた時、それはそれは大喜びだった。32年前、デビュー当時の我々の中での流行語は、“カマシ”と“キテる”という言葉でした。驚かせるほど“カマシ”が効いているか“キテる”と言えるほど気が利いてるかどうか、というのを大切にしていた憶えがあります。だから、ムロさん言うところの“ハッタリ”は大好きです。それは我々にとっての“カマシ”と同じ意味を持つからです(笑)。要は嬉しかったのです。そして、ここにその夢が結実しました。お互いの夢の実現です。我々の夢満載の楽曲がムロツヨシさんのお芝居を彩ることができたなら、それはそれは大変に幸せなことです。(いつか舞台に生演奏しに行きたいくらい)楽しみにしています」とメッセージを寄せています。
なお、『muro式.がくげいかい』は4月6日(火)の東京・よみうりランド内特設会場(野外)を皮切りに、東京、大阪、福岡の3都市で開催。詳細はオフィシャル・サイトをご確認ください。