メタル・コアなるバンド群が現代のヘヴィ・ロック・シーンを賑わせていますが、英国からも期待の新星が登場しました。その名も、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン（以下、BFMV）。

　メタル・コアの同義語として、MA（マサチューセッツ）メタルという言葉が使われていることからもわかる通り、この手のバンドはこれまでほとんどが米国産。BFMVはフューネラル・フォー・ア・フレンドと同じウェールズの出身で、ロストプロフェッツを輩出したVisible Noiseと契約、すでに本国では昨年の11月にデビューを果たしています。今回日本発売になるのは、そのデビューEPに今年3月発売の最新シングル「4 Words (To Choke On)」を加えた『ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』（BVCQ-28026／\1,575（税込））。英国では各プレスから絶賛され、耳の早い日本のファンの間でも話題になっており、サマーソニック'05への出演が決定しています。

　スクリーム・ヴォーカルと、メロディアスなラインを歌うヴォーカルの絡みはこの手のお約束。ただ、米国のバンドが北欧メロディック・デスの影響を取り込んでいいるのに対し、彼らはもっと普遍的な、アイアン・メイデンあたりから直接影響されているような雰囲気を感じさせます。様々なタイプのバンドが続々登場する最近の英国に、またひとつ楽しみなバンドが増えました。日本デビュー作の発売はBMGジャパンより、7月20日の予定です。

●『ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』収録予定曲
（01）ハンド・オブ・ブラッド
（02）クライズ・イン・ペイン
（03）コースイズ
（04）ノー・コントロール
（05）ジャスト・アナザー・スター
（06）4ワーズ（トゥ・チョーク・アポン）
（07）ハンド・オブ・ブラッド（エンハンスト・トラック）