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三浦大輔監督×藤ヶ谷太輔主演『そして僕は途方に暮れる』 舞台から映画へ

藤ヶ谷太輔   2021/03/11 13:10掲載
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三浦大輔監督×藤ヶ谷太輔主演『そして僕は途方に暮れる』 舞台から映画へ
 2018年に東京・Bunkamuraシアターコクーンで上演され、各所から絶賛された舞台『そして僕は途方に暮れる』(作・演出 / 三浦大輔 主演 / 藤ヶ谷太輔)が、舞台と同じく監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔の2人が再びタッグを組んで映画化されることが決定。2022年に全国公開されることが発表されました。

 舞台『そして僕は途方に暮れる』は、藤ヶ谷太輔を主演に迎え、劇作家・三浦大輔によるシアターコクーンへの初の書き下ろし作品。上演されるやいなや「忘れがたい感覚を植え付けていく作品」「藤ヶ谷太輔の憂いある表情、声、すべてがよかった」など絶賛の声があがり、多くの観客から熱い支持を獲得。この度、満を持して映画化となります。

 メガフォンをとるのは、『愛の渦』『裏切りの街』『娼年』など、毎回賛否が渦巻く衝撃作を世に送り出し、舞台から映画へと表現の幅を確実に広げながら、唯一無二の世界観を表現してきた三浦大輔。本作では、あることをきっかけに、家族・友達・恋人などあらゆる人間関係を断ち、逃げ続ける若者の逃亡劇を描きます。自堕落な生活を送り、ほんの小さなことの積み重ねで自ら人間関係を断っていく主人公のフリーター、菅原裕一役を、Kis-My-Ft2のメンバーとして活躍しながら、TBSのトーク番組『A-Studio+』では笑福亭鶴瓶とともにMCをつとめ、ドラマ・映画・舞台と活躍の場を広げている藤ヶ谷太輔が務めます。

 実は舞台をきっかけに次は映画でタッグをと、三浦監督×藤ヶ谷主演で様々な企画が候補に挙がっていたものの、最終的に舞台の映画化に至った経緯には昨年来のコロナ禍も大きく影響しているとか。小西啓介プロデューサーは「SNSツールの普及とコロナ禍の影響で、人と人が直接会って対話する機会が極端に少なくなり、コミュニケーションの考え方自体が変わってきた。このままだと人間関係を構築することが、面倒なことになってしまう。だからこそ今この作品を映画化する意義があると監督に改めて提案した」とコメント。映画『そして僕は途方に暮れる』はあらゆる人間関係を壊したまま、街の片隅で呆然と立ち尽くすひとりの平凡な現代の若者の姿を、リアリティある会話と確かな演技力で表現していきます。

[コメント]
僕自身、一度演じた作品をまたやらせていただくという機会が初めての経験なので、オファーを頂いて素直にすごく嬉しかったです。とても信頼している三浦さんと、また作品つくりが出来ることをとても嬉しく思います。楽しみでワクワクしている反面、あのシーンはどうなるんだろう、このセリフの間合いはどうなんだろうという気になる部分も多く、早く準備をして撮影に挑みたいなという気持ちです。舞台とは異なり順撮りではないので、壁にぶち当たるのではないかと感じていますが、監督はじめチームを信じて、「菅原裕一」という人物に集中して挑みたいと思っています。舞台で演じさせていただいた3年前と現在では全く状況が変わってしまいました。だからこそ、人と人との繋がりとは何なのか、改めて考えさせられるのではないでしょうか。何事からも逃げてばかりの裕一のことを、クズだな、よく言い訳をする男だな、と感じると思うのですが、誰にでも時には「逃げたい」という願望はあると思います。なので、自分もこんなこと思ったことあるなと共感したり、応援したい気持ちになったり、その先がどうなるのかと知りたい欲にも駆られたり…様々な感情が沸く作品だと思います。是非、公開を楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。
――藤ヶ谷太輔

舞台の公演が終わってからずっと、いつか、この作品を映像化したいという想いは持ち続けていました。こうして念願叶い、とても嬉しく思っています。そして、舞台と同じく、主人公の菅原裕一は、藤ヶ谷太輔くんが演じてくれます。藤ヶ谷くんと一緒に、また新たな「そして僕は途方に暮れる」をつくれることに、喜びしかありません。自分のオリジナルである本作が、舞台を経て、映画化されることによって、さらに多くの人に届けられることに、感謝の気持ちでいっぱいです。皆様、期待してお待ちください。
――三浦大輔

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photo by Atsushi Nishimura

映画『そして僕は途方に暮れる』
2022年全国ロードショー
製作: 映画「そして僕は途方に暮れる」製作委員会
製作幹事・配給: ファントム・フィルム
公式サイト: phantom-film.com/soshiboku
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