1980年に「Beggars Banquet Records」の姉妹レーベルとして誕生し、世界のインディ・シーンを牽引し続けてきた名門「4AD」が、設立40周年を記念したアルバム『Bills & Aches & Blues』を4月2日(金)にデジタル・リリース。LPとCDを7月23日(金・祝)に発売します。現役アーティスト18組が、この40年間に4ADから発表された名曲をカヴァーした音源を収録するこのアルバムは4つのパートに分かれており、そのひとつ〈Side 1〉の5曲が公開されました。発売から12ヵ月間の収益は、芸術や音楽を学ぶことができない地域や学校の子供たちのためにある、米ロサンゼルスを拠点とする放課後プログラム「The Harmony Project」に寄付されます。
コクトー・ツインズの名曲「Cherry-Coloured Funk」の歌詞を冠した今回のコンピレーション作品の18曲には、アーティストと楽曲の間に素晴らしいケミストリーが宿っています。最も初期の楽曲は、
U.S.ガールズが選んだ1981年の
ザ・バースデー・パーティーの「Junkyard」であり、最も新しいものは2012年の
グライムスの2曲(スペンサーと
ドライ・クリーニングが、「Genesis」と「Oblivion」をそれぞれカヴァー)です。今なお精力的に活動を続け、4ADの過去と現在の架け橋となっているバンドである
ブリーダーズは同世代のバンド、
ヒズ・ネーム・イズ・アライヴの「The Dirt Eaters」をカヴァー。そして、
チューン・ヤーズ、
ディアハンターのブラッドフォード・コックス、
ビッグ・シーフがそれぞれブリーダーズへの愛を「Cannonball」、「Mountain Battles」、「Off You」のリメイクで表現しています。
またレーベルが契約した最新アーティストであるマリア・サマーヴィルは2曲を提供。カヴァーする
エアー・マイアミの「Seabird」や、
ジェニー・ハヴァルがカヴァーする
ラッシュのB面曲「Sunbathing」がディープな歴史を掘り起こし、
ディス・モータル・コイルによる
ティム・バックリーの「Song To The Siren」の伝説的なカヴァー(バックリーの『Starsailor』以前のアコースティック・ヴァージョン)の遺伝子は
ソンへと見事に受け継がれました。
さらに
フューチャー・アイランズと
カラーボックスの「The Moon Is Blue」のように、これまでに知られていなかった共通のDNAを発掘しているトラックもあれば、再発明に近いトラックもあります。
オルダス・ハーディングは
ディアハンターの「Revival」のメロディックなエッセンスを抽出し、彼女自身の鬼気迫るイメージで再構築。
U.S.ガールズがフューチャー・ディスコに仕立て上げた「Junkyard」や、
ビング・アンド・ルースによるネオ・クラシカル・インストゥルメンタルな「Gigantic」などは、さらにラディカルな解釈がなされています。そしてアルバムの幕開けを飾るティーケイ・マイザは、アート・ラップとR&B、80年代シンセ・ポップのテクスチャーを用いて
ピクシーズの「Where Is My Mind?」をカヴァー。97年にリリースされた楽曲のメッセージを、まさにこの混沌とした今の時代へと差し伸べています。
4ADのレーベル名の由来でもある「FORWARD(=FWD=4AD=前進)」を体現したクリエイティヴなメモリアル・アルバム『Bills & Aches & Blues』は今週より毎週楽曲が公開されます。日本盤CDには歌詞対訳・解説が封入されボーナス・トラックが追加されます。