アカデミー賞監督賞・国際長編映画賞の2部門にノミネートされ、話題沸騰中の
マッツ・ミケルセン主演映画『Another Round(英題)』が、邦題『アナザーラウンド』に決定し、9月3日(金)より東京・新宿武蔵野館、東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、東京・渋谷シネクイントほかにて全国公開されることが決定。ティザー・ヴィジュアルが公開されています。
本作は、2020年第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出され、ゴールデングローブ賞外国語映画賞でもノミネートされたほか、ヨーロッパ映画賞作品賞ほか4冠、サンセバスチャン映画祭やロンドン映画祭など世界中で数多の映画賞を総なめにしています。海外で予告編が解禁されるや否や、日本のマッツファンたちの間では「日本で公開して…」「アナザーラウンド早く連れてきて!!」「アナザーラウンド見ごたえありそうですよね。楽しみに待ちます」などSNS上をざわつかせていました。そして、先のアカデミー賞ノミネーション発表でファンの枯渇感はピークを迎え、「アナザーラウンド日本公開まだかーーーーーー!!!」「で!!アナザーラウンドいつ公開なんでしょうね(憤怒)」など怒りに変わってきたところでの今回の公開時期発表となりました。
2012年、マッツ・ミケルセンがカンヌ国際映画祭男優賞に輝き、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『
偽りなき者』の
トマス・ヴィンターベア監督と、北欧の至宝マッツ・ミケルセンの待望の再タッグが実現し、さらに同作で共演した、トマス・ボー・ラーセンや、
ラース・ランゼも再登板、新たにマグナス・ミランが参加。さらに同作の
トビアス・リンホルムと監督が共同脚本を務めるなど盤石の布陣が敷かれており、否が応でも期待が高まます。
マッツ・ミケルセン演じる冴えない高校教師とその同僚3人は、ノルウェー人哲学者の「血中アルコール濃度を一定の度合い保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を証明するためとんでもない実験に取り組むことに。仕事中でもお構いなしに酒を飲み常に酔った状態を保つと、授業も楽しく、生き生きとしたものになっていき、生徒たちとの関係性も良好になっていきます。同僚たちもゆっくりと確実に人生がいい方向に向かっていました。しかし、実験が進むにつれ、だんだんと制御不能になり……という奇想天外なストーリーで、ビターな面も描きつつユーモラスな人生賛歌となっています。
この度公開されたティザー・ヴィジュアルでは、ワイン、シャンパン、カクテルなどとともに食事を楽しむダンディな4人の姿が切り取られています。余裕すら感じる大人の男たちのように見えるものの、この時の彼らの血中アルコール濃度は?! 果たして彼らの進む先は破滅か?飛躍か?笑って、呆れて、ホロっと涙して……愛すべき映画が誕生しました。
©2020 Zentropa Entertainments3 ApS, Zentropa Sweden AB, Topkapi Films B.V. & Zentropa Netherlands B.V.