2020年ベルリン国際映画祭の銀熊賞（監督賞）に輝いた名匠ホン・サンス監督の24作目『逃げた女』（配給: ミモザフィルムズ）が、6月11日（金）より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、東京・新宿シネマカリテ、東京・アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開が決定。ポスター・ヴィジュアルと予告編が公開されています。

　アカデミー賞作品賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』から、コロナ禍の日本でスマッシュヒットを記録した『はちどり』まで、世界的に注目を集める韓国映画界において、ひときわ特異な存在感を放ち続ける映画作家、ホン・サンス。2021年ベルリン国際映画祭では、最新作『INTRODUCTION』が銀熊賞（脚本賞）を受賞し、2年連続して銀熊賞受賞の快挙を果たしました。

　『夜の浜辺でひとり』でベルリン国際映画祭銀熊賞（主演女優賞）受賞という栄誉をホン・サンスにもたらした公私にわたるパートナーであり、『お嬢さん』（パク・チャヌク監督作）で強烈な印象を残した女優キム・ミニとの7度目のタッグとなる『逃げた女』は、2020年「カイエ・デュ・シネマ」が選ぶベストテン2位にも選ばれました。さらに、監督作品の常連俳優のソ・ヨンファ、クォン・ヘヒョ、『はちどり』のヨンジ先生を演じたキム・セビョクなど実力派が顔を揃えた注目作です。

　“5年間の結婚生活で一度も離れたことのなかった”夫の出張中、初めてひとりになったキム・ミニ演じる主人公ガミ。果たして“逃げた女”とは誰のことなのか、そして、彼女は一体何から逃げたのか。愛について、結婚について、これからについて、揺れ動く女性心理をスリリングにあぶり出します。さらには人間や人生の本質を、ユーモアと詩情豊かなホン・サンス独自のスタイルで描き出していく話題作です。


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