国立音楽大学在学中からその才能を高く評価され、バークリー音楽大学を経てニューヨークで活躍するジャズピアニスト“
RINA ”が2020年9月にリリースした世界デビュー・アルバム『RINA』が、3月23日(火)、第13回CDショップ大賞2021の“ジャズ賞”を獲得しました。
デビュー・アルバム『RINA』は彼女の師、
小曽根真 がプロデュース。ドラムスにはクリスチャン・マクブライド・トリオ、
クレイグ・ハンディ 、ポーラ・ウェストのドラマーを務める
ジェローム・ジェニングス 。ベースには今や最重要ベーシストとなった
中村恭士 とニューヨーク・ジャズ・シーンでもトップクラスの2人のミュージシャンがRINAをサポート。彼女の「日常」から生まれた初々しくも美しいメロディ、優しく繊細でいて、時には力強い演奏、RINAの現在の“心の姿”を伝える1枚となっています。
小曽根真はRINAの才能を「トラディショナルなジャズを自在に楽しめる実力をベースに自由奔放な独自の世界観を表現できるピアニスト」と評価。全日本CDショップ店員組合が主催するこの音楽賞においても、対象期間にリリースされた数多くのジャズ作品の中から本作が高く評価され、この賞を獲得することとなりました。
また、彼女の才能に早くから出会っているもう1人の人物、JAZZ専門誌『JAZZ JAPAN』の編集長、三森隆文。彼はこの作品を「デビュー作にもかかわらず、余分なものを加えずに音楽だけで勝負するという大胆な挑戦を果たした作品。小曽根真のプロデュースによってその挑戦を後押しし、さらなる高みへと昇らせている。“無添加のジャズ”“無添加のピアノ”がいまなぜ必要なのかを教えてくれる1枚」と評価。同誌の“ALBUM OF THE YEAR”ニュー・スター部門にこのアルバムがノミネートされ、惜しくも賞の獲得はならなかったものの高く評価された1枚となりました。
RINAは、今回の発表を受けて「この度は第13回CDショップ大賞のジャズ賞を受賞させていただきありがとうございます。2020年は新型コロナウイルスの感染症により世界中で大変な状況が続いていますが、その中でデビューさせていただけたこと、たくさんのかたに聴いていただけたこと、すごく嬉しく思っています。CDショップのみなさまには、素敵なPOPを書いてくださったこと、アルバムを並べてくださったこと、本当にありがとうございました。心から感謝しております。1日でも早くみなさまの前で演奏ができることを心から楽しみにしています」と受賞のコメントを述べています。
また、この受賞を機にアルバムの試聴トレーラー動画が併せて公開。既に公開されているリード曲のミュージック・ビデオも含め、受賞作品の魅力や彼女の才能の片鱗をぜひ感じてください。今後、彼女の音楽に耳を傾けてもらえる機会もますます増えていきそうです。
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