アーク・エネミー 2005/06/08掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
アーク・エネミーからギタリストのクリストファー・アモットが脱退しました。BAY-FM『POWER ROCK TODAY』(6月4日放送分)の中で、伊藤政則氏が“マイケル・アモットから日本のファンへのメッセージ”という形で発表していたため、ご存知の方も多いかと思いますが、6月7日、
公式HP上で正式にアナウンスがされました。
脱退の理由は“学業に専念したい”ということで、クリスは大学に通うとのこと。この学業が音楽に関することなのか否かは発表されていません。なお、
7月21日に発売予定の新作
『ドゥームズデイ・マシーン』では、クリスはプレイしています。
気になる後任ですが、“数ヵ月間のみの代役”ということで発表されたのはなんと、元
ドリーム・イーヴルで、現在は
ファイアーウィンド及び
ナイトレイジで活躍するガスG! ただし、あくまで彼は代役であり、正式な後任ギタリストではないとのこと(豪華な代役……)。
急な事態となったため、バンドは欧州でのフェスティヴァル・ツアーをすべてキャンセル。7月15日からのOZZFESTに備えるようです。欧州ツアーはアルバム発表後、改めて本格的に行なうとしています。
クリスは96年、アーク・エネミーの
『ブラック・アース』(写真)でデビュー。そのテクニカルかつ流麗なギター・プレイで、兄であるマイケルとともにヘヴィ・メタル界最強のギター・コンビとして台頭。自身のバンド、
アルマゲドンでも3枚のアルバムを発表し、ソングライターとしての能力も見せつけました。マイケルは今回の発表の中で「クリスは(バンド活動を)“一時”休止」「ここ“当分”は(中略)一員ではなくなる」としており、復帰の可能性を示唆しています。考えてみればクリスはまだ27才の青年。近い将来の復帰を、今は静かに待ちましょう。