米津玄師が、2021年4月からスタートするTBS系金曜ドラマ『リコカツ』に書き下ろし新曲を主題歌として提供することが決定。楽曲のタイトルは「Pale Blue」。
『リコカツ』は、
北川景子が主演を務めるオリジナルストーリーで、現代ならではの価値観と、時代が変わっても普遍的な男女の悩みを「リコカツ」というキーワードを通じて描き出す“離婚するかもエンターテインメント”。
米津玄師が、これまで手がけてきたドラマ主題歌としては、「
Lemon」「
馬と鹿」「感電」に続いて4作品目。ドラマ『
アンナチュラル』主題歌である「Lemon」は、MVが6.6億再生を超え、セールスは300万DLを突破するなど、音楽史に残る記録を数多く樹立。「馬と鹿」は日曜劇場『
ノーサイド・ゲーム』主題歌として書き下ろされ、その後ラグビーW杯の会場でも使用されるなど、大きな社会現象の一端を担う曲へと成長。続く「感電」は金曜ドラマ『
MIU404』の主題歌として書き下ろされ、アルバム『
STRAY SHEEP』のリード楽曲として記録的なセールス実績を残しています。
米津が楽曲を提供するドラマとしては初めてのラヴストーリーとなる今作。どのような楽曲に仕上がるのか期待が高まります。なお新曲はドラマ初回にて初オンエア解禁されます。
[コメント]主題歌を担当させて頂きました。「Pale Blue」という曲です。
離婚から始まる恋というコンセプトの中で、久しぶりにラブソングを作りました。
どういうふうに響いていくのか、今からドラマの放送が楽しみです。よろしくお願いします。――米津玄師米津さんに最初にお目にかかったのは、『アンナチュラル』というドラマで主題歌をお願いに上がった横浜のライヴ会場でした。米津さんは、一つ一つの言葉を大切に発する人で、その場のノリとか勢いとかではなく、自分の中に浮かぶ気持ちを、丁寧に精緻に選んで紡ぐ。そう。紡ぐ感じで話すんです。その誠実な人としてのあり方に、ドラマの主役の一人である「主題歌」をお願いしてよかったなと思ったことを記憶しています。結果、その曲「Lemon」は数々の金字塔を打ち立てることになり、米津玄師という名前は歴史的なレジェンドになりました。
それから数年。今回、僕は久しぶりに地上波で連ドラを作らせていただくことになりました。とても個人的なことですが、自分にとって一つの節目となる作品になります。その打ち合わせの際も、米津さんは、以前とまったく変わらずに、一つ一つの心象を、丁寧に精緻に言葉に紡いで、僕らに大事なことを伝えようとしてくださいました。作品にとってどういう曲が最適なのか、丁寧に僕らとイメージをすり合わせてくださる彼の姿は、責任感とクリエイティビティに満ちていて、米津さんにお願いできて心から良かったと思えた時間でした。
今日も現場ではワンカットワンカット、物語の珠玉のピースを積み重ねています。米津さんが紡ぎ出してくださる最高のピースを最後に組み込み、お客様に届けられる日を心から楽しみにしています。――プロデューサー・植田博樹