2020年の春から年末まで、ほぼ毎週、自宅での弾き語り映像を配信していた
ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)が、世界各地の公演からベスト・テイクを収録する初のライヴ盤『ティル・ウィー・ミート・アゲイン 〜ベスト・ライヴ・ヒット』を4月16日(金)に発表します。先行曲として、2018年にカリフォルニア州ドヒニービーチで開催されたオハナフェスティバルで、ピート・レム(og)、
クリストファー・トーマス(b)、
ブライアン・ブレイド(ds)と演奏した「イット・ワズ・ユー」が公開され、アルバムのプレ・オーダーが始まっています。
ジョーンズみずからのアイディアでリリースされることになったこのアルバムに収録されるのは、2017年から2019年までに開催されたコンサートから選ばれた本人のお気に入り音源。「ドント・ノー・ホワイ」「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」など、大ヒットしたデビュー・アルバム『
ノラ・ジョーンズ』収録曲から、2019年にリリースされたコンセプト・アルバム『
ビギン・アゲイン』に収録の「ビギン・アゲイン」「フリップサイド」まで、リリース年代に留まらず幅広い選曲のベスト盤的な内容となっています。日本盤には、2017年の来日公演から「サンライズ」をボーナス・トラックとして収録します。
また、2019年にデジタル・リリースした、
メイヴィス・ステイプルズと共演してグラミー賞にもノミネートされた「アイル・ビー・ゴーン」や、ブラジル出身のシンガー・ソングライター、ロドリゴ・アマランテとのコラボ曲「フォーリング」、そして、
クリス・コーネルが亡くなった直後のライヴで披露された
サウンドガーデンのカヴァー「ブラック・ホール・サン」といった、アルバム未収録曲も収められています。
ジョーンズは、このアルバムのリリースについて「パンデミックが起こり、バンドとの演奏やオーディエンスとの交流など、ライヴのすべてがすごく恋しくなりました。そんな時に2019年のライヴ音源を聴いていて、気分が良くなったのを感じたんです。エナジーが湧いてきました。そこで、過去のライヴの中から最高の瞬間を切り取ってアルバムにしたら、ファンの皆さんも同じようなエナジーを感じてくれるのでは、と思ったんです」と語っています。
©Vivian Wang