コトリンゴが、初のライヴDVD『
小鳥一会「小鳥観察 kotringo Best」発売記念ライブ 2020』を3月31日(水)にリリース。
2006年にデビューし、初めてソロ名義のライヴを弾き語りのスタイルでおこない、そこから14年。卓越したピアノ演奏と柔らかな歌声で浮遊感に満ちたポップ・ワールドを描くアーティストとしてたくさんの経験を積み、素晴らしいミュージシャンに出会い、充実した音楽人生を歩んできたコトリンゴ。その軌跡をまとめたベスト・アルバム『
小鳥観察』からの曲を中心に、コトリンゴのサウンドには欠かせないストリングスカルテットを迎え、開催されたコンサート。デビュー曲の「
こんにちは またあした」、アニメーション映画『
この世界の(さらにいくつもの)片隅に』から「悲しくてやりきれない」など、コトリンゴの活動を網羅したベストな選曲を収録しています。
また、5月22日(土)東京・自由学園明日館 講堂にてソロ・ワンマン・コンサート〈コトリンゴLive2021「小鳥一会」〉を開催します。
[コメント]昨年11月に開催いたしました「kotringo Best 小鳥観察」リリース記念ライブが、DVDとしてリリースすることになりました。
コロナ禍の中、止むを得ず一度延期になりましたが、その後、無事に開催することができ、とても暖かい雰囲気のライブになりました。
ストリングスカルテットとのアレンジは、私のチャレンジでもあり大好きな音の世界です。
チェロの徳澤青弦さんには1stアルバムのレコーディング時からお世話になっています。弦楽器でわからないことがあると教えていただいたり、昔から変わらぬ鋭い指摘をいただけたり、とても頼りにしている存在です。
その青弦さん率いるカルテットは皆さん本当に素晴らしく、演奏中に聞き惚れて私がぼんやりしてしまうほど。
鈴木カオルさんと須藤ヒサシさんのリズム隊は、いろんな場所を飛び回る、気まぐれな私の曲の上で縦横無尽に飛び回り、そして引っ張って行ってくださいます。いつも真摯に取り組んでくださり、とても大好きで信頼しているミュージシャンです。
こうしてリスペクトする音楽家の皆さんと一緒に、各地をまわることがなかなかできないので、映像作品となってみなさんにお届けできることがとても嬉しいです。
もともとは、小さな部屋で自分の小さな頭の中で思い描いていたことを曲にして、自分だけの楽しみだった私の曲たち。
それを外に向かって鳴らして、聴いてくれる人がいて、聴きに来てくださる人がいて、それを一緒に奏でてくれる人がいる、それがどんなに幸せなことか気づけたのが、2008年発売の2ndアルバム「sweet nest」の発売記念ライブでした。きっととんでもなくたどたどしかったと思うけれど。
それ以来、いろんな場面で難しさに直面することもあり、小さな喜び大きな喜びがあり、いろんな方との出会いに恵まれ、こうして活動を続けてくることができたのだと思います。
今でもたどたどしい場面もたくさんあるけど、まだまだ伸びしろがあまっているのだ、と前向きに捉えて精進していこうと思います。
全21曲。結構ボリュームがあります。お好きな曲から見ていただくのも良し、今日は!という日に集中して全編楽しんでいただくのも良し、と思います。
どうぞお楽しみに!――コトリンゴ
■〈コトリンゴLive2021「小鳥一会」〉
2021年5月22日(土)
東京 自由学園明日館 講堂
開場 / 開演:12:45/13:30
自由席 5,500円