ニジェールを拠点に活躍するトゥアレグ族のギタリスト / ソングライターで、“砂漠のジミヘン”と言われる
エムドゥ・モクター(Mdou Moctar)が、アメリカの老舗レーベル「Matador」に移籍。2020年のEP『Ibitlan EP』以来のリリースとなるニュー・アルバム『
Afrique Victime』を5月21日(金)に発表します。アルバムから新たに、アフリカを金と権力で食い物にする先進国への痛烈なメッセージを歌うタイトル曲が公開中。
モクターはこの曲について「アフリカにやってきて、人々に力を与え、革命を起こそうとする指導者を殺す、お金と権力を持ったすべての国へのメッセージです。このような行為は、その地域を危険で不安定な状態に追い込み、テロリストを増長させ、苦しむのは正義を持たない人々なのです。アフリカには何の罪もありません。フランスは私たちのウランを使用していますが、ここでは90%の人々が電気を使わない生活を送っている。想像してみてください」と語っています。
アルバム『Afrique Victime』は、2019年のワールド・ツアー中にスタジオ、アパート、ホテルの部屋、ライヴ会場のバック・ステージ、ニジェールでのフィールド・レコーディングなどを経て完成しました。